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石破茂自民党幹事長が「絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」とブログで正直なテロ認定をして問題になった

編集長後記

 石破茂自民党幹事長が「絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」とブログで正直なテロ認定をして問題になったが、一二月二日には「テロ」部分を撤回、「本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と訂正した。

「あるべき民主主義」に限らず、特定秘密保護法案論戦において自民党は、さまざまな定義を国民に押しつけてきている。党の憲法改正草案を見ればその傾向はわかるが、立憲主義を否定している(理解していない)ので、違憲性の高い発言は意に介さない。

 衆議院での強行採決当日における特別委員会でも森担当相らは取材活動について「一般の取材」「合法な取材」は、問題にならないと繰り返し答弁した。でもこれは当たり前の話だ。最低限の話だ。違法だけれども民主主義や憲法の理念に資する、一般人まで含める「取材」や「報道」を認めるかが問われている。立法府至上主義が強い国会議員にはこの論点が目に入らない。ともかく自民党の定義押しつけには気をつけたい。(平井康嗣)