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790号の注目記事

■普天間飛行場、県内移設案が急浮上
 沖縄の怒りが爆発する
 伊田 浩之

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、
キャンプ・シュワブ(名護市など)陸上案が政府内で急浮上している。
名護市議会は三月八日、陸上案に反対する意見書を全会一致で可決した。
沖縄県議会も二月二四日、県内移設に反対する意見書を全会一致で可決しており、
基地被害に耐えてきた “沖縄の怒り” が爆発しようとしている。(関連二六~二七ページ)

◆下地幹郎 衆議院議員(国民新党・沖縄一区選出)に聞く
 「急激に海兵隊を撤退させられない」

■盛岡正博 長野県厚生農業協同組合連合会代表理事長
 再構築という賭けに挑む医療経営のドクター
 山岡 淳一郎

二世代、三世代先を見すえた、新しい医療環境づくりとは? 医師として、そしてJA長野厚生連理事長として、佐久総合病院をはじめとする傘下の医療機関の「再構築」に踏み出した盛岡正博の経営手腕に注目が集まっている。沖縄米軍政府が統治する「島」に生まれた呪縛を抱えながら、荒廃する医療と全力で格闘し続けてきた盛岡の創造力は、「まちづくり」という大きな構想に向かっている。

■格闘する思想
 高度資本主義下での「哲学への権利」をラディカルに問う
 本橋哲也 × 西山雄二

〈自分が依って立つ足場を崩すのではなく、批判的に検討せよ〉――
ジャック・デリダの「脱構築」理論を用いて、高度資本主義下で蝕まれた自らの足場である「大学」を一人の若手日本人研究者が問い始めた。それは『哲学への権利』という映画制作・上映会のかたちで、いま国内外に静かなうねりを起こしている。

■東京・大阪国税局が本部の“リベート隠し”に関心
 セブン=イレブン会計の闇にメスが入るのか
 渡辺 仁

税務調査など関係なかったセブン-イレブン加盟店に東京・大阪国税局の調査が入った。
この動きに担当税理士は「コンビニ会計への反面調査では?」と疑いの目をむける。
一方の税務調査官も「この不明朗な会計にもっと声をあげてほしい」ともらす。
長年、タブーになっていたセブン-イレブン会計にメスが入るのか。

■にこやかに闘う北のブロガー 栃内 新さん
 紙でもおおいにつぶやく

ブログ、Twitterなどで今や自己表現は誰でも簡単にできる時代。でも、多くの人が注目し信頼するブロガーは案外少ない。そんなブロガーの一人を北海道に訪ねた。

■きんようぶんか
 廣瀬純の生の最小回路(14)
 ホタルについて
 パゾリーニ/ディディ=ユベルマン/ゴダール

美術史研究と哲学とを横断するユニークな活動で知られるフランス人思想家ジョ
ルジュ・ディディ=ユベルマンは昨年一〇月、『Survivance des lucioles』すな
わち「ホタルたちの残存」あるいは「生き延びるホタルたち」と題された著作
(未邦訳)を発表した。ポケットに収まる大きさのこの新著で彼は、「大きな光」
(luce)に対する「小さな光」(lucciola)としての「ホタル」を語ったピエル
・パオロ・パゾリーニの有名な議論を取り上げつつ、とりわけここ一〇年ほどの
あいだに彼自身が練り上げてきた思想をこの上なくコンパクトに再提示してもい
る。

■ビルマ難民
 「棄民」となったロヒンギャーたち
 写真と文 宇田 有三

バングラデシュに逃れたビルマ難民「ロヒンギャー」は、イスラームというだけで自国からも隣国からも受け入れられない「棄民」となっている。現地にある公式・非公式キャンプでの越年取材をもとに報告する。

阪急トラベルサポートと闘う塩田卓嗣さん支援
「金曜日ツアー」の参加のお誘い

 『週刊金曜日』の取材に応じたことで旅行添乗業務の無期限アサイン停止(事実上の解雇処分、2009年3月18日)を受けた全国一般東京東部労働組合阪急トラベルサポート支部委員長の塩田卓嗣さん(東京都労働委員会に不当労働行為救済申し立て中)を支援する「金曜日ツアー」を実施します。(有)勤労者レクリエーション協会とNPO法人日本ツアーナビゲーター協会の協力で実現しました。
 第1回は「佐高信と行く岩手の旅~原敬と小沢一郎の故郷を訪ねて」(4月21日~22日の1泊2日)で、塩田さんが添乗するほか、佐高信・本誌編集委員も同行。参加者との懇親会やミニ講演会(現地では一般公開)も行ないます。オプションとして問題の胆沢ダム見学もあります。また、参加者には当社刊の対象書籍の中から2冊をお選びいただけます。
 塩田さんの都労委勝利をめざし、昨年の桜の開花時期(盛岡市・4月20日)に合わせてのツアーです。お誘い合わせてのご参加をお待ちしております。

『週刊金曜日』ツアー担当

 阪急トラベルサポート支部委員長塩田卓嗣さん支援「金曜日ツアー」
佐高信と行く岩手の旅 ~原敬と小沢一郎の故郷を訪ねて~
『週刊金曜日』編集委員・佐高信が同行いたします!

催行日: 2010年4月21日(水) ~ 22日(木) 1泊2日
旅行代金: お一人様 28,000円
 ホテル1泊(風呂トイレ付和室定員5名利用)・朝夕2食付
* 鶯宿温泉集合・盛岡駅解散の料金です。現地までの往復の交通費はお客様ご負担となります。
* 東京発に限り、別途新幹線の手配を承ります(添乗員が同行いたします)。
* 洋室や一人部屋ご希望の場合は別料金がかかりますので、お問い合わせください。
* お子様料金の設定はありません。
* 2日目に、話題の胆沢ダム見学ツアー(別料金5,000円・弁当付)をご用意。
募集人数: 35名限定(定員に達ししだい締め切ります)
最小催行人数: 30名(定員に達しない場合は催行を取りやめることがあります)
日程:

 1日目 4月21日(水)(東京発)※東北新幹線にて盛岡へ(添乗員・塩田卓嗣が同行)
      午後5時 各自で現地(鶯宿温泉「ホテル森の風鶯宿」)へ集合
      ※JR盛岡駅西口より無料シャトルバス(予約不要)があります。
               13:00~17:00の毎時00分出発
      鶯宿温泉泊。夕、ホテルで懇親会

2日目 4月22日(木) ホテルで朝食。
       午前、貸切りバスで盛岡市内観光(大慈寺・南昌荘など)
       午前11時、原敬記念館見学と佐高信ミニ講演
       午後1時半頃、盛岡駅で解散(オプショナルツアー参加者以外)
                 [オプショナルツアー] 胆沢ダム見学(弁当付き)
       JR一ノ関駅または盛岡駅で解散(オプショナルツアー参加者)

参加者特典:
1、ツアー参加者に、㈱金曜日発行の既刊本(対象本)から2冊を贈呈
2、新規ご購読申込(期間半年以上)の方には、さらに『ポストカード日本国憲法』をプレゼント

問い合わせ・申込先:週刊金曜日 電話 03-3221-8521

申込書送付先(旅行催行):
(有)勤労者レクリエーション協会 ファクス 03-3984-0407
東京都知事登録旅行業2-5477号

申込締切日: 2010年4月2日(金)

 

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789号の注目記事

■米国は辺野古から、沖縄から手を引け
 今こそウソにまみれた日米安保五〇年の検証を
 ガバン・マコーマック

マスコミと米国のロビイストが結託して流す「米国が怒っている」
だの、「日米同盟の危機」といったデマに騙されてはいけない。
名護市民が「ノー」を突き付けた
辺野古の新基地建設要求は、国際的に見て正当性はない。

■70年代の光と影
 時代を疾走した青春のベ平連と訪れた「解放」の日
 吉岡忍

■生存のもやい直し
 サポートハウスじょむ
 女性たちが安心できる場所
 松元 千枝

雇用崩壊の中、いつ自分が解雇のターゲットにされるのか不安が募る。
職場内のいじめによって萎縮する。
実際にハラスメントの被害を受けて、自分を見失う。
そんな女性たちが、安心を求めて集まることができる場所がある。

■原子力空母修理は外交約束違反だ
 横須賀基地に見る米軍・外務省の「二枚舌」
 成澤 宗男

■李在禎・韓国元統一部長官にきく
 六カ国協議はどうなるか
 インタビュアー 青木 理

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の核をめぐる六カ国協議の再開準備が、
また、年内の南北首脳会談の可能性が取りざたされている。
だが、北朝鮮をめぐる国際社会の気運は停滞をつづけてきた。
二〇〇七年の南北首脳会談に関わった元統一部長官が一月中旬来日したおり、話を聞いた。

■指導死
 ――その生徒指導に行き過ぎはなかったか
 奈良林 和子

生徒指導を受けた後、これをきっかけに自殺した子どもたちがいる。
このような「指導死」は、一九九六年以降に報道されただけでも一四人。
二〇〇四年に自殺した井田将紀君を中心に「指導死」の実態を追った。

■国民の97%がハッピーは本当か?
 「GNH(国民総幸福量)」で注目のブータン
 下平 真弓

経済のグローバル化にともないGDP(国内総生産)やGNI(国民総所得)への感度が
鋭くなる一方、GNH(Gross National Happiness=国民総幸福量)という
考え方への関心も高まっている。
“GNH発祥の地”ブータンでは、2005年の国勢調査で
「国民の97%が“ハッピー”と回答した」という。この結果は本当か? 
疑問を抱いた筆者は、現地で声を拾い集め、実態を探ってみた。

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788号の注目記事

■編集長対談
 週刊朝日 山口一臣 × 週刊金曜日 北村肇

検察から『呼び出し』が
あったとき、もし出張ではなく
東京にいたらどうしてました?

そりゃもちろん、
「ちょっと行ってみるか!」でしょ。
面白そうだし、ネタになるし(笑)

■国鉄闘争の長く酷き歳月
 JR採用差別事件 問われる政権交代の意義
 荒木 健次

国鉄の分割民営化で起こったJR採用差別問題の政治解決が大詰めを迎えつつある。
鳩山政権は自民党政権による戦後最大の不当労働行為事件を解決し、
労働者の人権回復ができるのか問われる。

■解決を前に六〇人の組合員が逝く
 本誌取材班

一九八七年二月一六日、国鉄当局は国労や全動労などに所属する八〇〇〇人近い組合員に
JR不採用の処分を下した。それから二三年が経った今日、六〇人を数えるに至った組合員の死は、国鉄解体の不当性と残忍さを改めて浮き彫りにしている。

■外国人参政権には反対です
 格闘家 前田日明

日本の格闘技界に新しい風を起こし続けてきた前田日明。現役引退後も格闘技界で活躍するが、私生活では在日コリアンから帰化して結婚、父親でもある。今、国への熱い想いを語った。

■佐藤優
 三木清と語る
 思想や哲学には食事を準備する力がある

東京地検特捜部と民主党の「争い」は、小沢一郎幹事長の不起訴によって一段落した。
ただ、その間にも不況は進み、私たちの生活はますます窮乏している。
私たちはいま、なにをどのように考えるべきなのだろうか。
「哲学は現実に就いて考えるのでなく、現実の中から考えるのである」
と主張した三木清に、思想や哲学の意味を聞く。

■建設ラッシュと強制移転
[ 上海万博 5月開幕 ]
 丹羽理

■ネットカフェ、利用者に身分証提示を義務付け!?
 西村 仁美

警視庁が東京都にインターネットカフェや漫画喫茶などの規制を求め、
本人確認などを義務付ける条例案を提出する。
業界や店の利用者からは反発、とまどいの声もあがっている。

『佐高信セレクション200』開催中!!

2月1日(月)~28日(日)の1カ月間、八重洲ブックセンター本店1Fにて、
『佐高信セレクション200』を実施しています。


 
本誌連載中の『佐高信の「現代を読む」』に加え、佐高信が選んだ200点を
8つのジャンル(「ジャーナリズムの挑戦」、「闇社会と政治」、「新聞・テレ
ビ・映画」、「世界と日本」、「熱い人と言葉」、「『週刊金曜日』関連の本棚」、
「サラリーマンの世界」、「戦後のベストフィクション」に分けて販売中。
 
「『週刊金曜日』関連の本棚」には金曜日の売行良好書や編集委員の著書が並
んでいます。


お陰様で盛況で、残り10日間となりました。

 
今月の八重洲ブックセンター本店は“佐高信月間”とも言うべき、佐高編集
委員一色となっています。
 
まず、『逆名利君』(講談社文庫)が同書店限定で復刊。

2月9日(火)には鈴木邦男さんとの共著『左翼・右翼がわかる!』のトークショー
も行ないました。

そして、今回の『佐高信セレクション200』。

 

 『佐高信の「現代を読む」』には皆さまからのお問い合わせも多く受けました。
ぜひこの機会に足をお運びください!

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787号の注目記事

■高遠菜穂子リポート
 破壊と希望のイラク 第13回

各国で進むイラク戦争検証
日本も参加していた
開戦前の「有志連合」会議

■新人議員 よこくめ勝仁の国会学習帳

国会では元首相も新人議員も対等
いつか私にもヤジを飛ばせる日がくる?

■アテンダントが通院をサポート
 いわて銀河鉄道の「地域医療ライン」
 桂 博史

現在、岩手県内の旧東北本線上の盛岡―金田一温泉間を走る
IGRいわて銀河鉄道が二〇〇八年一一月に取り組み始めたのが、
安心して病院に通えるように通院者をサポートする「地域医療ライン」だ。
全国でも稀なこの取り組みは、どのように生まれ、支えられているのか。

■21世紀最初の独立国
 東チモールが未来へ進むために
 青山 森人

ポルトガル、日本軍、インドネシア軍による植民地支配や占領、そして二年半の国連暫定統治を経て二〇〇二年五月二〇日、東チモール民主共和国(注1)が誕生した。しかし外国支配・占領を被ってきた東チモールの傷はいまだ癒されていない。

■患者や家族からは存続を求める声が――
 病院も「売り飛ばす」石原都政
 永尾 俊彦

八王子小児病院と清瀬小児病院、梅ヶ丘病院(いずれも都立)が三月で廃止、府中市に新設される小児総合医療センターに統合される。しかし小児の専門医が各地域で高度な治療を行なってきただけに、患者や家族の不安は深刻だ。

■地雷撤去で生活支えるディマイナーたちの今
 写真と文 山田しん

■初心者のための税金講座(1)
 政治と税金
 浦野 広明

誰もが税金を納めている
「納税者」であるにもかかわらず、
税金って全然わからな~い、
なんて思っていませんか?
税金は暮らしに直結する、一番身近な政治です。
今年は税金について、
一緒に勉強していきましょう。

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786号の注目記事
■編集長連続インタビュー13
 佐野章二さん ビッグイシュー日本代表
 聞き手 北村肇 本誌編集長

当事者が担い手になり
ボランティアが応援する

ホームレスが自ら販売者となる雑誌『ビッグイシュー日本版』。
この国では事業の成立が難しいと言われながら、創刊七年を迎え、徐々に定着しつつある。
しかし、社会から絆が失われていくなか、路上生活者の深刻な問題も尽きない。

■消えていくミツバチ
 ネオニコチノイド系農薬が人をも脅かす
 岡田 幹治

ミツバチの危機が続いている。
一夜にして何万匹もが大量死する事態が世界各地で起こり、地上からミツバチが消えつつある。
長年にわたって品種改良されてきたセイヨウミツバチ(以下、ミツバチ)は、
私たちに蜂蜜を与えてくれるだけではない。主要農産物の三分の二の授粉を担っている貴重な生き物だ。
仮に絶滅してしまえばそれらの作物は実らず、人類は生存できなくなってしまう。

■COP15と世界の行方
 「システム変革」なき温暖化対策は破局を引き寄せる
 古沢 広祐

温暖化への地球規模での対策が昨年末、コペンハーゲンで議論された。
巨額の資金の使われ方次第では、破局的プロセスの加速化も懸念される。
鍵を握るのは、地球市民的な主体形成の成否にある。

◆「温暖化データ改竄疑惑」をどう考えるか

COP15の直前、世界を唖然とさせた「温暖化データ改竄疑惑」。
温暖化の根拠は揺らぐのか――。“温暖化懐疑派”武田邦彦氏らと昨年末、
『温暖化論のホンネ』(技術評論社)を出した温暖化の専門家に意見を求めた。

■病院危機
 診療報酬の債権譲渡が野放し
 規制なく、賃金不払いを後押し
 村上 恭介

病院の収入源である診療報酬が金融機関に債権譲渡され、職員の賃金確保が懸念される事態が大阪で起きている。
医療機関を倒産の危機に追いやり、生存権を脅かす診療報酬債権譲渡には規制が必要だ。

■政官業の腐敗の象徴
 ごみ焼却炉談合に正義のメスを
 青木 泰

無駄な公共事業と天下り。旧政権の負の遺産をどう一掃するか?
日本最大のごみ焼却炉談合を通し政官業癒着の実態に迫る。

■奥谷京子 WWBジャパン代表
 地域から閉塞感を破る女性のための起業支援
 山岡 淳一郎

地域に雇用の受け皿がないなら自分たちで創出しよう。日本社会の「失われた一〇年」を経て、女性たちの起業熱は高まった。WWB(女性のための世界銀行)日本支部代表の奥谷京子は、そんな自立を夢見る女性たちをサポートしている。地域に密着し、手探りで閉塞状況を打ち破ろうとする「草の根の最前線」が、そこにあった。

■COP15と世界の行方
 「緑の資本主義」に対抗運動は連帯できるか?
 平沢 剛

反資本主義を掲げる対抗運動では、シアトル反WTOを上回る成功が期待されていた。
しかし、結果は……。浮かび上がった課題とは。

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785号の注目記事

■70年代の光と影
 セブンーイレブンから始まった利便性の果てに
 斎藤貴男

■だれもひとの代わりに闘うことはできない
 もう一つの「西成署暴行事件」
 佐藤 万作子

「大阪府警・西成署暴行事件」(本誌二〇〇八年七月四日号既報)の真相を、
自分自身で確かめたいと現場に行き、まきこまれて逮捕された男性がいる。
取り調べ警官からの暴行を訴えて、裁判を闘い続ける男性を支えるものは何か。

■きんようぶんか 音楽 特別寄稿 
 陽水以外の誰が……
 上野千鶴子

■日本人の知らない朝鮮戦争
 今、掘り起こされる虐殺住民の遺骨
 写真・文 小林 晃

今年は朝鮮戦争勃発から六〇年。戦争は南北民衆に甚大な被害をもたらしたが、
中でもようやく歴史に刻まれ始めたのが、時の韓国軍や警察による住民虐殺だ。
韓国では、少しずつ遺骨の発掘が行なわれている。

■21世紀の石橋湛山を
 対談 佐高信 × 中島岳志 

先の衆院選挙での歴史的な大敗。自民党は今、崩壊寸前だ。石橋湛山に代表される「保守リベラル」。自民党に少なからず存在した、その系譜は潰えてしまうのか、しまったのか……。両編集委員が語る。

784号目次


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784号の注目記事

■水島朝穂早稲田大学教授に聞く
 政治主導に軍事思考が入り込んできた

辺野古新基地建設問題に留まらず、民主党の防衛政策が混迷を続けている。
次期防衛大綱の策定を先送りにしたまま、何に役立つのか不明な高額兵器だけは予算化した。
のみならず、防衛省制服組の政権への影響も前政権以上に高まっている。

■佐藤優の歴史人物対談 13
 向坂逸郎と語る
 生命と権利を守るには労働者の闘いが必要

一月一九日に会社更生法の適用を申請した日本航空が、
グループ全体で約一万五七〇〇人を削減する計画を発表するなど、
雇用状況はますます悪化し、失業者があふれている。
絶対的貧困はどのようにして克服すればよいのか。
戦前から流れに抗して生きた社会主義者、向坂逸郎に聞く。

■「緩慢な虐殺」を進めて隠すイスラエルの二つの“封鎖”
 土井 敏邦

イスラエルによる生活物資の封鎖でパレスチナのガザ住民はいのちを脅かされ続けている。
昨年暮れにはエジプトが救援物資の搬入を妨害した。ガザ地域の現状を報道しようとする取材にも
イスラエルはプレスカードの発行を拒否しているため、その現状が伝えられなくなっている。

■映画『ライブテープ』『イエローキッド』監督対談
 カメラで挑む、現実と虚構の境目
 松江哲明 × 真利子哲也

なぜ映画を作り、届けるのか?
現代の「コミュニケーション」をどう捉えているか?
新作に挑み続け、日本映画に新しい風を呼び込んでいる
二人の若手映画監督が語り合った。

■斎藤新社長体制がスタート
 重大事故が多発する職場で“いのち”を脅かされる郵政労働者
 三浦 芳則

小泉式「郵政民営化」のシンボル・西川善文社長更迭から斎藤次郎社長体制へ。だが「効率的な経営」を掲げる斎藤新経営陣のもとでいま、交通事故、労働災害などの重大事故が発生し、郵政労働者の “いのち”が脅かされている。

■「マコトちゃん」の話題はタブーでした
 対談 湯浅誠 反貧困ネットワーク事務局長
     佐高信 本誌編集委員
    
年末年始も、政府の「貧困・困窮者支援チーム」事務局長
としてフル稼働。ここ数年、反貧困運動で
東奔西走する湯浅誠さんだが、
佐高信本誌編集委員の軽妙な話術に誘われて、
リラックスした雰囲気の中、読書歴からカラオケまで、
意外な素顔をのぞかせる。

783号目次


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783号の注目記事
■成果がゼロだった懸案の金融改革
 ――本山美彦・大阪産業大学教授に聞く

世界を大混乱に陥れたウォール街の強欲な金融機関の規制は、
まったく手が付けられていない。その理由は、オバマ自身が米国の金融を牛耳る
ゴールドマン・サックスによって権力に押し上げられたからだ。

■一向に進まない人権状況の改善
 調査・公表されない拷問や収容所の恐るべき実態
 伊藤 和子

グアンタナモやアブグレイブの収容所に象徴される米国の重大な人権侵害や戦争犯罪は、
オバマ政権になっても根本的に改善される兆しはない。
大統領は、事態打開のイニシアティブを発揮できていない。

■阪神・淡路大震災から15年
 「復興」と引き替えに消されてゆく「痕跡」
 粟野 仁雄

水道の蛇口レバーが、上に上げると水が出る構造になったのは一九九五年の阪神・淡路大震災がきっかけだと聞く。それまでは下げれば水が出たが、震災で落下物がレバーに当たり多くの建物が水浸しになったからだ。こんな単純なことにもあれだけの惨事で初めて気付くのが人間である。あれから一五年。私たちは何に気づき、何に気づかぬままなのか。

■破壊と希望のイラク 第12回
 ラマディ母子病院から2人の医師が来日
 高遠菜穂子

米軍劣化ウラン弾は無害か?
激増する「奇形児」やがん

■フランス メディア事情
紙媒体に乗り出しはじめたWeb新聞 マードックモデルへの挑戦か
飛田 正夫

紙メディアがWebへと移行する中、フランスでは
サルコジ大統領に批判的なWeb新聞が紙メディアに進出するケースが
相次いでいる。その理由は。フランスのメディア事情を探る。

■生存のもやい直し
 企業組合あうん
 いのちと暮らしを自分たちで守る
 小林 蓮実

労働権とともに、生存権までおびやかされる時代。
社会から排除された労働者自らが、
いのちと暮らしを守る共同事業を立ち上げた。
「企業組合あうん」は、生きることを問い直す仕事集団だ。

■ホームレス取材歴一五年のルポライターが見た
 なぜ路上に元自衛官が多い
 神戸 幸夫

路上生活者の過去を聞くと、自衛隊にいた過去を語る男性が少なくない。
なぜ自衛隊員からホームレスに転落したのか。彼らは重い口を開いた。