編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

フリースクール

 2025年の自殺者数が2万人を割って過去最少となるなか、小中高生の自殺者が過去最多の538人となった。厚生労働省が3月27日に発表した。小中高生の自殺の動機は「学校問題」がもっとも多く251件に上る。G7(先進国)における10〜19歳の死因で、自殺が1位なのは日本だけだ。なぜ日本は子どもにとって生きづらい国なのか。

 今号の子どもの安全安心を考える特集では、不登校の子どもが増え、日本に500とも800ともいわれるフリースクールが「第三の居場所」として機能している実態を取り上げた。4月から新学期が始まる。わくわくドキドキの一方、つらい気持ちの子どももいるだろう。子どもたちの声にどう応えるのか、大人が問われている。あわせて紛争下の学校を守る「学校保護宣言」の取り組みを紹介した。18歳未満の5人に1人が紛争地にいるという現実に愕然とする。このままでいいわけがない。(吉田亮子)