長生炭鉱
2026年2月27日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|admin
2月7日、長生炭鉱で遺骨を回収するための潜水中にダイバーが痙攣を起こし、その後亡くなった。事故を受け、この間活動を続けてきた市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」はいったん遺骨収集を中止し、ふたたび「立ち上がっていく時間を皆さんにいただきたい」という。
長生炭鉱をどう取り上げるべきなのか——。事故が起きた当日、84周年犠牲者追悼式の取材で現場にいたジャーナリストの本田雅和さんや本誌編集委員の崔善愛さんとも話し合った。いまは静かに死を受け止め、何があったのかを記録し、伝えることが本誌の役割ではないか。そんな思いで今号での掲載となった。
合わせて歴史研究者の竹内康人さんには、厚生省(現厚生労働省)が朝鮮人の強制動員を推進したことをあらためてひもといてもらった。厚労省が責任を果たし、遺骨にきちんと向き合うべきだという思いがいっそう強くなった。(吉田亮子)
