外国人差別
2025年10月31日7:00AM|カテゴリー:編集長後記|admin
10月26日に川崎市長選の投開票があり、現職の福田紀彦氏が4選を決めた。落選した候補者の中には被差別部落を動画でさらしたなどと本誌でも取り上げた川崎市の出版社、示現舎の宮部龍彦代表の名前も。報道によると川崎区桜本で街宣を行ない、在日コリアンへの差別をなくすため市が設置した「ふれあい館」を攻撃。最終日までデマと差別扇動を繰り返し、市民による抗議が続いていたという。
高市早苗首相は所信表明演説で「一部の外国人による違法行為やルールの逸脱に対し、国民の皆様が不安や不公平を感じる状況が生じていることも、また事実」と言った。しかし、いろいろな人が何度も指摘しているが、外国人の数はこの20年で2倍近く増えているものの検挙された人数は3割減っている(犯罪白書)。トップの姿勢が差別を助長させることは米国を見ても明らか。不安を煽り、市民を分断させるような政権は放っておけない。(吉田亮子)
