編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

地震

 3月16日の夜は疲れたので早めに寝た。しかし、午後11時36分に発生した地震で飛び起きた。揺れは結構長く続いた。意味もなく壁にしがみついた。台所で「ことっ」という音がしたので行ってみると、調味料が1瓶落ちていた。テレビをつけると地震速報が流れていた。住んでいる地域の震度は4。体感ではもっと揺れたと思っていたから、震度6強を観測した宮城や福島の方々の怖さはいかばかりだったか。インフラも打撃を受けた。同僚の中でも停電や断水を経験した人がいた。18日時点で死者は3人、けが人も160人超という。東北新幹線も脱線し、復旧のめどは立っていない。企業の工場なども停止に追い込まれているところが多数ある。

 どうしても思い出してしまうのが11年前の3月11日だ。今号では、東京電力福島第一原発事故由来の放射線物質と小児甲状腺がん多発の因果関係について、根拠が実証されたとする論文を発表していた岡山大学の津田敏秀教授のインタビューを掲載している。(文聖姫)