編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

「経済私考」私考

 実を言うと、私は経済学部出身だ。でも大学時代はバイトとサークル活動に明け暮れ、ろくに勉強しなかった。だから、経済学部というのが恥ずかしいほど、経済の知識に乏しい。そんな私でも、いつも面白く読んでいるのが本誌の連載コラム「経済私考」だ。「私考」というだけあって、それぞれの筆者が個人の考えを存分に書いてくださるのだが、いつも首肯することばかりだ。ともすると数字や専門用語の羅列で敬遠されがちな経済の話を、読者目線に立ってわかりやすく解説してくれるのもいい。モニターの中にも、「経済私考」を「すばらしいコラム」と褒めてくださる方がいた。

 本誌は政治や社会問題ネタを扱うことが多い。だが、それに比べて経済の記事は少ない。そうした中、このコラムがあることで、毎週経済ネタが尽きないことに感謝する。

 今週号に掲載予定だった「青木理の温泉という悦楽」は来週号(9月22日号)に掲載します。楽しみに待っている方、しばしお待ちください。(文聖姫)