編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

トランプ大統領と情報合戦

 頭の中が混乱してきた。トランプ大統領の就任式が近づいてくるにしたがって、情報合戦が激しくなり、何がウソで何が本当なのかわからなくなったからだ。国内メディアの情報をみてもだめ、海外メディアの情報をみると……よけいわからなくなる。

 今週号のトランプ関係の記事を読んで、ようやく腑に落ちた。読者の皆さんはいかがでしょう。

 俳優のメリル・ストリープが的確なトランプ大統領批判をしているのをみると、快哉を叫びたくなる。障がいのある記者のまねをして嘲るなんて、本当に信じがたい。

 だが、日本のトップがどうかというと、別の問題がおおありだ。遂にアベノミクスの理論的支柱である浜田宏一氏が白旗をあげたというニュースが国内を走ったのが昨年11月のこと。内閣支持率が大きく落ちるぞ、と密かに喜んだが、多少沈んで浮かんで、1月のNHKの調査では「支持する」が55%(フー!)。

 小者でも(!)しぶとい。粘り強くいくしかないですね。