編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

目から鱗

「アベノマスク」受注でにわかに注目された福島市のユースビオ。その社長宅が契約当時競売中だったことがジャーナリスト・三宅勝久さんの取材で明らかになった。

 厚生労働省との巨額の契約が成立。ユースビオに入金後、競売は取り下げられたという。そもそもユースビオは「役員は社長1人。実績不明、看板も電話番号の届けもない」会社。なぜそこにタイミングよくアベノマスクの仕事が舞い込んだのだろう。謎は深まるばかりだ。詳しくは今週号のアンテナ欄をご覧下さい。

 持続化給付金事業の委託や外注事業をめぐる疑惑は、先週号に引き続いて片岡伸行さんの「追及!政権腐敗」シリーズで取りあげている。あまりにお粗末で怒りを通り越してあきれるばかりだ。なぜこんなひどいことがまかり通っていたのか、今週号、佐々木実さんの「経済私考」を読むと理解できる。また、公的サービスを「民」に委ねることについてずっと言われ続けてきたこと、ある通念に、佐々木さんは疑問をはさむ。”目から鱗”だった。