編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

福田玲三さん

 年末の12月22日、東京南部読者会に参加しました。会のメンバー、福田玲三さんが100歳を迎えたので、懇親会が開かれたのです。読者会メンバーらによる福田さんへの質疑応答という形式で進みましたが、記憶力もすごく、理路整然とした受け答えに感嘆しました。私には『週刊金曜日』への注文も。本誌12月22日・1月5日合併号の金時鐘さんインタビューのタイトルに「約600万人が虐殺されたユダヤ人の国が、なぜあれほどむごいことができるのでしょう」とあるのに、「その回答がない」。羊頭狗肉だというわけです。確かにそうです。反省しました。

 福田さんはウォーキング用ポールを持ちながらですが、階段の上り下りも御自身でされていました。近くの中国料理店で開かれた2次会にも参加。本誌編集委員と松元ヒロさん、発行人、編集長らが書いた「おめでとう色紙」が手渡されました。

 長生きの秘訣は「歩くこと」。夜もよく眠れるし、ごはんもおいしいそうです。見習わねば。(文聖姫)