編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

日本共産党

 昨秋の衆議院議員選挙では、野党が議席を伸ばすことができず、与党が勝利した。「野党共闘は失敗だった」、「共産党が要となったことが敗因だ」――そんな分析がマスコミを賑わせた。でも、本当にそうなのだろうか。そこで今号では、「日本共産党は日本の政治を変えるのか」と題して、特集を組んだ。今年は共産党結党100年の節目でもあり、夏には参議院議員選挙も控える。野党共闘が揺れているが、共産党はどんな役割を果たすことになるのか、再び議論が出てくるだろう。

 冒頭では志位和夫委員長に単独インタビューした。党名変更は検討していないのか、衆院選をどう総括しているのか、連合(日本労働組合総連合会)会長の共産党批判にどう対応するのか……などなどの質問をぶつけた。その他、衆院選で野党共闘成功に貢献した佐々木寛・市民連合@新潟共同代表、共産党に関するドキュメンタリーを制作している西原孝至監督へのインタビュー、一般党員の手記などを載せた。(文聖姫)