編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

温泉ばなし

「青木理さんの文章を読みたい」。そういう声が読者から多く寄せられる。そこで連載をお願いしていたところ、このたび実現した。タイトルは「青木理の温泉という悦楽」。温泉にまつわるさまざまなエピソードを書いてくださる予定だ。月1回の連載を予定している。第1回目は、ふるさと信州・諏訪の温泉をめぐる物語だ。幼い頃、両親と通った共同湯の情景を読んでいると、こんなぜいたくな温泉に通っていた青木さんがうらやましくなった。同時に、青木さんの子どもの頃がなんとなく想像できて、ほのぼのとした気持ちになった。ユーモアと優しさあふれる青木さんのもう一つの魅力が満載だ。

 今週号では、消されかかった演劇『明日のハナコ』についてもミニ特集を組んだ。原作者の許可をいただき、脚本の要約版も掲載した。

 特集は3月9日に迫った韓国大統領選挙だ。現時点での与野党候補の支持率はほぼ互角で、最後までどうなるかわからない。ソウル特派員の現地ルポなどを交えて、その行方を探る。(文聖姫)