編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

統一教会の表記について

 本誌では、先週号と今週号の2号にわたって、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係が疑われる国会議員リストを掲載しました。ジャーナリストの鈴木エイト氏が作成したリストにある国会議員一人ひとりの事務所に質問状を送り、得た回答を付け加えました。編集部からの再三の要請にもかかわらず、回答がなかった議員の対応は残念に思います。しかし、105人中73人からは回答が得られたので、約70%の回答率です。もちろん、「相手方もあることなので、回答を差し控えさせていただく」という、実質的な「無回答」もありましたが。自民党の萩生田光一政調会長問題をはじめ、政治家と統一教会との関係は連日報じられています。本誌では今後も、統一教会と政治の関係を追及してまいります。

 本誌では今後、統一教会に旧をつけないことにします。2015年の名称変更後も、反社会的カルト集団であることに変わりはなく、政府が名称変更を認めたことを追認することになると考えるからです。(文聖姫)