きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

森達也はサブカル化するか

批評家、そしてマンガ原作者の大塚英志によれば、ナショナリズムはサブカルチャー化することにより、その認知度は高まり広まったという(『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』講談社現代新書より)。
確かに、その通り。端的に情況を表現しているコトバではないだろうか。小林よしのりや福田和也などがマンガや文芸などを使用することにより、タカ派や歴史修正主義のイメージは広まっていった。一方の大塚英志は、いくらか政治力のきくカドカワで、雑誌『新現実』を発刊しているが、護憲派や「戦後民主主義下の子ども」のサブカル化を目論んでいるのだろうか。

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