5分でわかる闇金融~「追い貸し」後編
2003年3月21日9:00AM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
2003年3月21日9:00AM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
2003年3月21日9:00AM|カテゴリー:風に吹かれて|伊田浩之
「伊田さん、日本文学には、作者自身の生活体験を素材として心境や感懐を描く私小説という大きな流れがあるんです」と、その女性は話し出した。誰でも知っているような大手出版社で、週刊誌の編集者をしているという。偶然、飲み会で一緒になったときの話だ。彼女はもともと文芸書の仕事をしたかったが、週刊誌編集部に配属となり、事件取材などで文字通り日本中を東奔西走させられている。
2003年3月14日9:00AM|カテゴリー:風に吹かれて|伊田浩之
家までの帰路、ときおり途中下車する。駅の近くにあるショット・バーに顔を出すためだ。そのバーに向かう曲がり角に、晩秋のころからおでんの屋台が出るようになった。見れば30代前半の男性が切り盛りし、屋台横に置かれたパイプいすに若い客が結構座っている。駅前は客引きがたむろしているのだが、客が座る側を防寒用にビニールシートで囲っていることもあり、真空地帯のようなたたずまいをみせている。
2003年3月14日9:00AM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
3月8日土曜日、「ワールド・ピース・ナウ」と題する平和パレードを取材に東京・日比谷に行く。当日の発表によれば4万人が集まった。それが十分納得できる大混雑だった。日比谷野外音楽堂に着くと、「もう満員で野音は入場禁止」というのだ。しかし、入り口では知り合いのNGO関係者が整理役をしており、取材のためにとなんとか潜入成功(撮影写真は本誌3月14日号に掲載)。中に入れば超満員。「制服向上委員会」というきわめて政治的である美少女系アイドル(?)がパフォーマンスをしていた。
2003年3月7日9:00AM|カテゴリー:風に吹かれて|伊田浩之
「残酷さが彼らの戦う目的ではなかった。だが、正義と信念こそが、この世でもっとも血を好むものであることを、誰もが理解せずにいられなかったであろう。最高指導者が呼号する正義を実現させるため、彼らの信念が飽食するまで、無数の兵士が生きながら焼かれ、腕や脚を失わなくてはならないのだった。国家の統治者が正義や信念を放棄すれば、兵士たちは、傷口からはみでた内臓を見つめながら恐怖と苦痛のうちに死なずにすむのである。だが、自分が戦場から遠い安全な場所にいるかぎり、権力者たちは、正義と信念とは人命よりはるかに貴重だと主張しつづけるにちがいない」
2003年3月7日9:00AM|カテゴリー:マカロニほうれん総研|Hirai
本誌では2月21日号、2月28日号、3月7日号と3週連続で「ヤミ金・サラ金」の特集をした。サラ金問題をとりあげるのは久しぶりである。そして、2月21日号が発売された翌週の24日月曜日の午後、読者から質問の電話がかかってきた。
「追い貸しってなんなんですかねえ。もっと詳しく教えてください」
「追い貸し」とは「サラ金基本のキホン」でわずかに触れたヤミ金の一形態である。自分の銀行口座に勝手に金が振り込まれ、利息を払えと言われるかなり荒っぽいヤミ金である。金融問題に詳しいライターは「そんなのほっといて警察に言えばいいんだよ」と笑い、私も同感であった。なぜヤミ金業者(違法金融業者)がこのようなズサンな追い貸しをするのか、さっぱりわからなかった。