きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

神出鬼没ジョゼ・ボベ

1999年8月、フランスで建設中のマクドナルド店舗を一部解体した農民・消費者グループ(300人近くらしい)の中心人物として一躍有名になった農民活動家、ジョゼ・ボベ(48歳)が10月27日夜、日本に来た。

ボベはフランスだけでなく、アメリカ・シアトルやイタリア・ジェノバのサミットに乗り込み、金儲け主義の反グローバル化のデモを盛り上げ、またブラジル・ポルトアレグレの世界社会フォーラムにも現れる。パレスチナに行けばオリーブを地元農民と一緒に収穫するなど国際的な農民運動家の顔を見せる。しかも一方で、イスラエル軍の攻撃の中、アラファトPLO議長府に砲弾の盾になるため訪れるという過激な平和運動家の顔もみせる。そんなニュースが配信されるたびに、とんでもない人がいるものだと、驚かされていたのだが、このたびようやく会えることができた。

ボベが、来日夜、飛行機を降りた足でまっすぐ向かった先は、千葉県三里塚の木の根ペンションだった。木の根ペンションでは、三里塚で空港建設反対を一貫して主張しつづけている農民や支援者30人ほどがボベを待っており、ボベの歓迎会が開かれた。

翌日は、三里塚の鉄塔や神社、農家やらっきょう工場をボベの車にハコ乗りさせてもらって一緒にスタディツアーを公安警察官の“ボディガード”つきで回りました。

詳しい様子は、近いうちに本誌で記事にする予定です。
(平井康嗣)