きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

ミクシィ日記に足跡が1日1000件の理由

ミクシィが規約改定をして、4月1日から日記の著作権を自分のものにしようとしている。
その記事を書いたら、マイミクへの足跡が1000件を越えた!

といっても残念ながらぼくのことではない。
今週号で経済コラム「経済私考」を書いてもらった谷村智康さん(ミクシィでは「なまけもの」)のミクシィのことである。

先週、ミクシィについて取材する経済ジャーナリストを紹介してほしいとメールが来たので、話を聞けば「それぐらいなら谷村さん全然書ける話じゃないですか」ということで今週号に載っている。

ミクシイ広報部含めてそのやりとりをデイリーでミクシィでもアップしたところ、やはりユーザーの関心は高いようで連日アクセスが集中したそうだ。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=740054571&owner_id=64795

関心を持っているミクシィユーザーがいかに多いかを表す出来事だ。
元広告マンでやたらとフットワークの軽い谷村さんならでは、である。

4月1日にミクシィは現状の規定案のまま規約を変更する可能性は高いです。
ミクシィに問い合わせたところ、3月18日時点では、まだ明確ではありません。
広報グループは、
利用規約については、先日伝えたように、3月5日に、利用規約第18条の条文修正(ユーザーに著作権があることの明記を検討)・Q&Aの作成、公開(寄せられた問い合わせ、用語などについてQ&Aを検討中)にいて検討していることを、ユーザーに案内しており、こちらにいては近々、決定内容を、「運営者からのお知らせ」にて案内する――そうです。

ぼくは自分の日記の著作権をミクシィにもたれるのがなんとなくイヤなので、最後はすべて削除して消えような。もしくは入っているけど、日記とか書かないとか。
SNSやらなくても困らないしね。

東京都は緑がキライ?  紀尾井町の参議院宿舎建設問題とエコプチテラス

参議院の清水谷議員宿舎が、ホテルニューオータニ前から少し見上げた山の上の紀尾井町のNHK会館の裏に建設される予定である。そこは、地元の人いわく「昔から手をつけていけない場所。住民が少なくなったが、昔から住んでいる人は誰もで知っている」という林である。開発して呪いがあるのかどうかわからないが、素朴な土地の口伝があるようで。

さて、建設予定の新参議院議員宿舎は50メートルの高層豪華宿舎。
移転先は紀尾井町でも緑が多い場所。永田町の黒ずんだ空気も少しは浄化してくれるちょっとした林だった。柵でかこまれて入れないけど。
合理的に考えれば現在地で建て替えればすむ話。その間の住居をどうするかという話もあるだろうが、補助でも出してどこかに住まわせればいいだろう。そもそも議員宿舎に関する法律はないのである。国会議員とあろうものが。

ともかく入居する国会議員たち以外喜ばないような代物なのだ。そんなわけで、一時は「東京都から日本」を変えてくれるはずの石原慎太郎都知事や猪瀬直樹副知事が反対派の期待を受けて結構がんばっており、建設に歯止めをかけていた。

しかし事態は変わる。

中小企業を救済しているとは思えなかった赤字垂れ流しの新銀行東京問題で、連日、都議会でタコ殴りにあっている慎太郎は、先週開いた自身の政治資金パーティーでもすっかり気落ちしちゃっているそうで、相当雲行きは怪しくなってきているのだ。

そこで住民たちは国に工事差し止め請求を3月19日に申請するということである。手弁当・持ち出しでよく闘っているなあ、と感心する。

詳しくは清水谷参議院宿舎建設反対HP
http://yoron.mobi/

 一方、エコプチテラスである。

エコプチテラスは、再開発地域のただ中にある足立区の六町という町の空き地を有効利用する試み。大成功したのに、これは今度は東京都議会が潰したのである。

何年もかけて地上げして再開発するため空き地だらけの六町。しかも再開発も遅れている。そのため草ぼうぼうの空き地もあり防犯上も危ない。管理も大変だ。
ということで、足立グリーンプロジェクトの平田さんがそこを活用することを考えた。

キウイ棚をつくり、農園も作った。

地元の人も土いじりはできるし、ゴミは削減し、空き缶リサイクルでお金も入る。
年間8000人の来場者がある仕組みができあがったのである。めったにない成功である。
区としては空き地の除草費用がかかるのだが、それがなくなるどころか、利益も生みだしたのだった。

しかしながら、自分の周りで楽しくやっているとそれが不愉快で嫌がらせをするやつもいる。
古くからいる地元の小ボス連中だ。

突然、神社を早期移転するというあからさまな嫌がらせ決定がなされて、このエコプチは潰されることになった。
神社が日本人の生活に根ざす意味はわかる。日本中鎮守の森的な神社はどこにでもあり、生活の一部にもなっているだろう。新潟中越地震を取材した際も、村では自分の家を直す前に神社を直したと当たり前のように話す住民を見て、なるほどと思ったものである。
しかし、共存できるものをわざわざ妨害するように移転する考えは、センスが悪過ぎる。

これを推進した自民党都議は政治家としてさまざまな能力が欠けているに違いない。

赤坂の参議院宿舎と足立区のエコプチテラスの問題は、政治がエコをどのように考えているを考えさせられる一件なのである。
(平井康嗣)

エコプチテラスについて
http://blog.goo.ne.jp/adachigp
エコプチテラスでやっているグリーンプロジェクトについて
http://www.greenproject.net/modules/news/