編集長コラム「金曜日から」 編集長のコラムを公開しています。

憲法九条

 今号の特集は「いまあらためて考える九条の会」。「九条の会」、もっと言えば、「九条」について、きちんと考えておきたいという思いがありました。

「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」――戦争放棄を定め、戦力を保持しないことをうたった九条は、きな臭いいまこそ輝きを増します。河野洋平×中島岳志スペシャル対談もお見逃しなく。岸田文雄政権や憲法について、河野さんの指摘は読み応えがあります。

※今号の表紙右上の年数が「2022年」になっていることが4月24日(月)に判明しました。表紙は発売前週の金曜日(今号は21日)に校了するため修正できませんでした。「2022年」は「2023年」の誤りです。お詫びして訂正します。(文聖姫)