きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

<武土道記> たまねぎ 1玉

【写真】  畑でとれたズッキーニ。この野菜はやたらと場所をとるし、茎にとげがあるので一回で懲りました。どうりで畑で人気がないはずだ。

 

 

 

11月上旬の週末にたまねぎを植えました。

1120日時点ではもう時期は過ぎていますが、当時はまだ暖かく、“わが”農園ではたまねぎの苗植えが盛んに行なわれていました。今日は12月下旬の寒さと天気予報で言っていましたけど、初旬と今では気温が段違いです。

私は『週刊金曜日』編集部の通勤圏内にある×市でいわゆる「市民農園」を借りています。

年間7000円で3年間契約です。そのように市から決められています。賃借権は抽選で当たりました。

昨年の4月から契約開始ですので、残された期間は再来年の3月までです。

農園の広さはおおよそ6畳で、150区画近くほどの畑が1面に広がっています。それぞれの畑には番号がついていますが、わが畑の番号はとりあえず秘密です。

 

このブログに、なぜ市民農園のことを書くかと言えば、9月に市民農園のことを『週刊金曜日』の編集後記で書いたところ、いくつか反応をいただいたからです。どうやら、反応をくれた方はいずれも市民農園などに関心がある人ばかりらしく、どうして、どのように私がやりはじめたのかという質問が多かったということがありました。

 

一般的に市民農園は、当該市町村居住者の特権です(注)。

自分が住んでない地域の公営農園が借りられることは希です。実際的にも、畑は住居の近くにないとなにかと不便です。

市町村から借りる農園の契約期間はおおむね複数年にまたがっています。1年では収穫できない作物があるからではないでしょうか。私の場合もさきほど書きましたが3年間でした。

だからこれを読んだ方が、突然、野菜づくりをしたいと思いいたっても、ともかく4月の募集までは待たなければならないし、タイミングがずれてしまえば1年から3年間畑を借りられずにおあずけを食ってしまう場合があります。

 

以上の点は事前の調べでわかっていたので、私は市民農園が豊富で、しかもいいタイミングで農園が借りられそうだった×市に2月に引っ越しました。そしてただちに応募し3月の抽選をくぐり抜け権利を獲得しました。外れたら痛い目にあうギャンブル的な行動でしたが、在外居住者には応募する権利がないのだからしょうがないのです。

ともかく。

結果として、じゃがいも、茄子、きゅうり、ゴーヤ、ズッキーニなどなどが収穫され、食卓にあがっている日々なのでした。(つづく)

 

 

 

ちなみにタイトルの「武土道」は「武士道」(ぶしどう)ではなく「武土道」(ぶつちどう)です。なんとなく気合いをこめてつけました。(つづく)

(注)農林水産省のHPにアップされている「全国市民農園リスト」。こんなものがあるとは知りませんでした。

http://www.maff.go.jp/nouson/chiiki/simin_noen/risutos.htm