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967号の注目記事

●スクープ
8000人以上の加盟店経営者をだます「販売協賛金」という名の不当利益の手口
ファミリーマートの裏リベートの証拠が発覚
渡辺 仁

「ピンハネされてる」、「原価をごまかされてる」――コンビニ加盟店が疑惑の目で見ていたコンビニ本部の仕入れ代金ピンハネ疑惑。本誌はコンビニ第3位のファミリーマートが「販売協賛金」などの名目で受け取っているリベートを裏づける覚書を入手した。不当利益の疑いのある取引実態に迫る。

●本誌編集委員 田中優子プロデュース
自らの拠って立つ位置とは
三浦 友幸・川崎 那恵・李 知 蓮・佐藤 東洋
司会・野中 大樹(編集部)

若い世代の批判をする力、精神が弱まったと言われる。
言論媒体の激変や価値観の多様化、社会の仕組みそのものが複雑化してきた側面も
あろうが、自らが拠って立つ場所を見失いかけているようにも見える。
九月二一日、各地で現実と格闘する三〇代の四人の方たちに集まってもらい、
法政大学でシンポジウムを開いた。

◆獲得しつつある視点
総合司会・田中 優子

●島袋前市長「乱入」で混迷極める移設容認派
大混乱の名護市長選候補者選び
本誌取材班

来年の一月に迫る沖縄県名護市の市長選。現職の稲嶺進市長は普天間飛行場の受け入れ反対を掲げ、
再選に臨む。今回も、対する受け入れ派との一騎打ちになるかと思いきや、
移設容認派のあいだで“内紛”が勃発。受け入れ派が分裂劇を演じている。

●公共放送人事への露骨な介入で「従軍慰安婦」番組改変が常態化か
安倍晋三首相、NHK経営委員に「お友達」4人を提示
丸山昇 ジャーナリスト

政府は10月25日、NHK経営委員会(定数12)委員の国会同意人事案を衆参両院に提示した。5人のうち新任の4人は安倍晋三首相と近く、菅義偉官房長官は、人事案が首相主導で練られたことを隠そうともしない。NHKを自分の色によほど染めたいのだろう。

●多発する食品偽装事件。
消費者へのお詫びなし体質にすべての原因が隠されている
垣田 達哉

阪急阪神ホテルズ系列のホテルで、信じられない内容の食材偽装表示が行なわれていました。
さらにザ・リッツ・カールトン大阪はじめ全国のホテルでも同様な偽装が。何がどうなっているの?

●佐藤優の飛耳長目90
戦争を行なうか否かを判断するのが日本版NSC

●新わたしと憲法シリーズ
秋山豊寛
原発難民として声をあげる日本人初の宇宙飛行士

勝てるから闘うんじゃない。
負けられないから闘うんだ。
絶望したら負けなんです。

●シリア内戦 トルコ国境の病院で
「テロリストと戦う」という欺瞞
写真・文 八尋 伸

「シリアに内戦は存在しない。これは対テロ戦争だ」。
シリアのムアレム外相は国連総会でそう演説した(9月30日)。
本当にそうなのか。フォトジャーナリストの八尋伸がトルコ国境の町に入った。