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788号の注目記事

■編集長対談
 週刊朝日 山口一臣 × 週刊金曜日 北村肇

検察から『呼び出し』が
あったとき、もし出張ではなく
東京にいたらどうしてました?

そりゃもちろん、
「ちょっと行ってみるか!」でしょ。
面白そうだし、ネタになるし(笑)

■国鉄闘争の長く酷き歳月
 JR採用差別事件 問われる政権交代の意義
 荒木 健次

国鉄の分割民営化で起こったJR採用差別問題の政治解決が大詰めを迎えつつある。
鳩山政権は自民党政権による戦後最大の不当労働行為事件を解決し、
労働者の人権回復ができるのか問われる。

■解決を前に六〇人の組合員が逝く
 本誌取材班

一九八七年二月一六日、国鉄当局は国労や全動労などに所属する八〇〇〇人近い組合員に
JR不採用の処分を下した。それから二三年が経った今日、六〇人を数えるに至った組合員の死は、国鉄解体の不当性と残忍さを改めて浮き彫りにしている。

■外国人参政権には反対です
 格闘家 前田日明

日本の格闘技界に新しい風を起こし続けてきた前田日明。現役引退後も格闘技界で活躍するが、私生活では在日コリアンから帰化して結婚、父親でもある。今、国への熱い想いを語った。

■佐藤優
 三木清と語る
 思想や哲学には食事を準備する力がある

東京地検特捜部と民主党の「争い」は、小沢一郎幹事長の不起訴によって一段落した。
ただ、その間にも不況は進み、私たちの生活はますます窮乏している。
私たちはいま、なにをどのように考えるべきなのだろうか。
「哲学は現実に就いて考えるのでなく、現実の中から考えるのである」
と主張した三木清に、思想や哲学の意味を聞く。

■建設ラッシュと強制移転
[ 上海万博 5月開幕 ]
 丹羽理

■ネットカフェ、利用者に身分証提示を義務付け!?
 西村 仁美

警視庁が東京都にインターネットカフェや漫画喫茶などの規制を求め、
本人確認などを義務付ける条例案を提出する。
業界や店の利用者からは反発、とまどいの声もあがっている。

『佐高信セレクション200』開催中!!

2月1日(月)~28日(日)の1カ月間、八重洲ブックセンター本店1Fにて、
『佐高信セレクション200』を実施しています。


 
本誌連載中の『佐高信の「現代を読む」』に加え、佐高信が選んだ200点を
8つのジャンル(「ジャーナリズムの挑戦」、「闇社会と政治」、「新聞・テレ
ビ・映画」、「世界と日本」、「熱い人と言葉」、「『週刊金曜日』関連の本棚」、
「サラリーマンの世界」、「戦後のベストフィクション」に分けて販売中。
 
「『週刊金曜日』関連の本棚」には金曜日の売行良好書や編集委員の著書が並
んでいます。


お陰様で盛況で、残り10日間となりました。

 
今月の八重洲ブックセンター本店は“佐高信月間”とも言うべき、佐高編集
委員一色となっています。
 
まず、『逆名利君』(講談社文庫)が同書店限定で復刊。

2月9日(火)には鈴木邦男さんとの共著『左翼・右翼がわかる!』のトークショー
も行ないました。

そして、今回の『佐高信セレクション200』。

 

 『佐高信の「現代を読む」』には皆さまからのお問い合わせも多く受けました。
ぜひこの機会に足をお運びください!

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787号の注目記事

■高遠菜穂子リポート
 破壊と希望のイラク 第13回

各国で進むイラク戦争検証
日本も参加していた
開戦前の「有志連合」会議

■新人議員 よこくめ勝仁の国会学習帳

国会では元首相も新人議員も対等
いつか私にもヤジを飛ばせる日がくる?

■アテンダントが通院をサポート
 いわて銀河鉄道の「地域医療ライン」
 桂 博史

現在、岩手県内の旧東北本線上の盛岡―金田一温泉間を走る
IGRいわて銀河鉄道が二〇〇八年一一月に取り組み始めたのが、
安心して病院に通えるように通院者をサポートする「地域医療ライン」だ。
全国でも稀なこの取り組みは、どのように生まれ、支えられているのか。

■21世紀最初の独立国
 東チモールが未来へ進むために
 青山 森人

ポルトガル、日本軍、インドネシア軍による植民地支配や占領、そして二年半の国連暫定統治を経て二〇〇二年五月二〇日、東チモール民主共和国(注1)が誕生した。しかし外国支配・占領を被ってきた東チモールの傷はいまだ癒されていない。

■患者や家族からは存続を求める声が――
 病院も「売り飛ばす」石原都政
 永尾 俊彦

八王子小児病院と清瀬小児病院、梅ヶ丘病院(いずれも都立)が三月で廃止、府中市に新設される小児総合医療センターに統合される。しかし小児の専門医が各地域で高度な治療を行なってきただけに、患者や家族の不安は深刻だ。

■地雷撤去で生活支えるディマイナーたちの今
 写真と文 山田しん

■初心者のための税金講座(1)
 政治と税金
 浦野 広明

誰もが税金を納めている
「納税者」であるにもかかわらず、
税金って全然わからな~い、
なんて思っていませんか?
税金は暮らしに直結する、一番身近な政治です。
今年は税金について、
一緒に勉強していきましょう。

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786号の注目記事
■編集長連続インタビュー13
 佐野章二さん ビッグイシュー日本代表
 聞き手 北村肇 本誌編集長

当事者が担い手になり
ボランティアが応援する

ホームレスが自ら販売者となる雑誌『ビッグイシュー日本版』。
この国では事業の成立が難しいと言われながら、創刊七年を迎え、徐々に定着しつつある。
しかし、社会から絆が失われていくなか、路上生活者の深刻な問題も尽きない。

■消えていくミツバチ
 ネオニコチノイド系農薬が人をも脅かす
 岡田 幹治

ミツバチの危機が続いている。
一夜にして何万匹もが大量死する事態が世界各地で起こり、地上からミツバチが消えつつある。
長年にわたって品種改良されてきたセイヨウミツバチ(以下、ミツバチ)は、
私たちに蜂蜜を与えてくれるだけではない。主要農産物の三分の二の授粉を担っている貴重な生き物だ。
仮に絶滅してしまえばそれらの作物は実らず、人類は生存できなくなってしまう。

■COP15と世界の行方
 「システム変革」なき温暖化対策は破局を引き寄せる
 古沢 広祐

温暖化への地球規模での対策が昨年末、コペンハーゲンで議論された。
巨額の資金の使われ方次第では、破局的プロセスの加速化も懸念される。
鍵を握るのは、地球市民的な主体形成の成否にある。

◆「温暖化データ改竄疑惑」をどう考えるか

COP15の直前、世界を唖然とさせた「温暖化データ改竄疑惑」。
温暖化の根拠は揺らぐのか――。“温暖化懐疑派”武田邦彦氏らと昨年末、
『温暖化論のホンネ』(技術評論社)を出した温暖化の専門家に意見を求めた。

■病院危機
 診療報酬の債権譲渡が野放し
 規制なく、賃金不払いを後押し
 村上 恭介

病院の収入源である診療報酬が金融機関に債権譲渡され、職員の賃金確保が懸念される事態が大阪で起きている。
医療機関を倒産の危機に追いやり、生存権を脅かす診療報酬債権譲渡には規制が必要だ。

■政官業の腐敗の象徴
 ごみ焼却炉談合に正義のメスを
 青木 泰

無駄な公共事業と天下り。旧政権の負の遺産をどう一掃するか?
日本最大のごみ焼却炉談合を通し政官業癒着の実態に迫る。

■奥谷京子 WWBジャパン代表
 地域から閉塞感を破る女性のための起業支援
 山岡 淳一郎

地域に雇用の受け皿がないなら自分たちで創出しよう。日本社会の「失われた一〇年」を経て、女性たちの起業熱は高まった。WWB(女性のための世界銀行)日本支部代表の奥谷京子は、そんな自立を夢見る女性たちをサポートしている。地域に密着し、手探りで閉塞状況を打ち破ろうとする「草の根の最前線」が、そこにあった。

■COP15と世界の行方
 「緑の資本主義」に対抗運動は連帯できるか?
 平沢 剛

反資本主義を掲げる対抗運動では、シアトル反WTOを上回る成功が期待されていた。
しかし、結果は……。浮かび上がった課題とは。

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785号の注目記事

■70年代の光と影
 セブンーイレブンから始まった利便性の果てに
 斎藤貴男

■だれもひとの代わりに闘うことはできない
 もう一つの「西成署暴行事件」
 佐藤 万作子

「大阪府警・西成署暴行事件」(本誌二〇〇八年七月四日号既報)の真相を、
自分自身で確かめたいと現場に行き、まきこまれて逮捕された男性がいる。
取り調べ警官からの暴行を訴えて、裁判を闘い続ける男性を支えるものは何か。

■きんようぶんか 音楽 特別寄稿 
 陽水以外の誰が……
 上野千鶴子

■日本人の知らない朝鮮戦争
 今、掘り起こされる虐殺住民の遺骨
 写真・文 小林 晃

今年は朝鮮戦争勃発から六〇年。戦争は南北民衆に甚大な被害をもたらしたが、
中でもようやく歴史に刻まれ始めたのが、時の韓国軍や警察による住民虐殺だ。
韓国では、少しずつ遺骨の発掘が行なわれている。

■21世紀の石橋湛山を
 対談 佐高信 × 中島岳志 

先の衆院選挙での歴史的な大敗。自民党は今、崩壊寸前だ。石橋湛山に代表される「保守リベラル」。自民党に少なからず存在した、その系譜は潰えてしまうのか、しまったのか……。両編集委員が語る。