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お詫びと訂正(1月27日号)

1月27号38ページ「貧困なる精神502」の写真説明で、新聞の発行日が「1946年8月7日」とあるのは、「1945年8月7日」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

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〈880号注目記事〉

●尾木ママ、大震災後をどう生きる?
 対談 石坂啓  尾木直樹

“尾木ママ”の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんと、本誌編集委員でマンガ家の石坂啓さん。
子育てや教育問題などで意気投合し、以前から親しいお二人が、東日本大震災後のこの国のゆくえをタブーなく語った対談。
そのほんの一部を紹介する。

●数字が見抜く 理不尽ニッポン
 第六回 ピンハネされてるあなたの給与!
 武田 知弘

この一〇年、会社員の給料は下がり続けている。
それをピンハネしているのは、ほかならぬ、企業だ。
その証拠に、企業の貯金は異常なほどに増えている。
消費が冷え込み、不景気になる要因はここにある。

●70年代の光と影 21
戦争責任問題を浮上させた
昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」
天野恵一

●日本人ジャーナリストが潜入!
 暴力都市モンテレイ
 メキシコ「麻薬戦争」
文 工藤 律子 写真 篠田 有史

タブロイド紙の一面を頻繁に飾る死体写真。
メキシコ合衆国・カルデロン政権が麻薬組織に
宣戦布告した2006年12月以来、5万人近い死者を出している。
麻薬組織、軍、連邦警察の三つ巴の戦いが、
暴力を激化させている。
日本では報じられていないメキシコで
いま最も危険な町モンテレイ。何が起きているのか。

●浮躁中国 42
 3年を過ぎた四川大地震被災地の今
 麻生晴一郎

2008年5月に発生した四川大地震。
被災地では復興が進む一方で、いろいろな矛盾も噴き出している。

●連載 飲水思源 第4回
 志、雲より高く

徳間康快が社長を務めた現代史出版会。ロッキード事件が発覚した1976年、同社から『権力の陰謀』が出版されると渡邉恒雄は窮地に立つ。児玉誉士夫との仲を否定し、読売新聞社長への願望もないと語っていたが……。

●食品中の放射性物質
 新基準値でリスクはどうなる?
 植田武智

これまで:暫定”だった基準値が4月から引き下げられます。はたして国民の健康は守られる?

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〈120120注目記事〉
●闘論 ×佐藤優  「沖縄と差別」下
 カネのために反対しているのか

東京の政治エリートは沖縄をどう見ているのか。守屋武昌・元防衛事務次官の位置づけが重要になる。

守屋さんは出世したかっただけで沖縄の負担軽減を考えていなかった――佐藤

彼は沖縄の負担を小さくしていこうとしたが、前に進まない苦しみがあった――下地

●ルポ 狙われた国境の島 ③
「脅威」の実相
 野中 大樹

●「引き売り」豆腐の野口屋が倒産
 自腹買取システムで若者を食い物に!
 樫田 秀樹

「築地野口屋」――首都圏でこの旗を立てた小さなリヤカーを引き、若者たちが高級豆腐を引き売りする姿を見た人も多いだろう。時代に逆行するアナログ的な商売は、買い物弱者の高齢者を中心に固定客も多かった。しかし昨年暮れ、事業を行なっていた㈱ターベルモーノが倒産した。

●金正恩新体制で日朝間の重要課題は
 置き去りにされた在朝被爆者
 写真・文 伊藤孝司

同じ被爆者でありながら、日本政府から補償も援護も得られぬままの {棄てられた在朝被爆者}。金正恩新体制になり新たな動きが出る中、今後、日朝間に横たわる課題は解決に向かうのだろうか。

●高須基仁のアウトサイダーインタビュー
 いじめる側にこそ伝えたい
 歌で広げた絆  ルミカ

自身がいじめられた体験をもとに、「いじめ74(なし)ツアー」と題し、二〇一〇年の一年間で七四カ所をまわったルミカさん。ツアーを通じて、約三〇〇〇通もの手紙が寄せられた。いじめをなくしたい――彼女の思いに高須基仁が迫った。

国家が福島の子どもたちをいじめてる

●飲水思源 文化の仕掛け人 徳間康快
第3回『権力の陰謀』事件

徳間康快への弔辞で「徳間グループと日本テレビグループの関係は、徳さんの旅立ちで、かえって強固になり」と語った氏家齊一郎。「得がたい先輩を失って無念の限り」と述べた渡邉恒雄。この弔辞を徳間はどう聞いたのか。

●どんな本や記事を読んだか筒抜け?
 電子書店でもプライバシー侵害のおそれ
 瀬下 美和

お詫びと訂正(1月13日号)

1月13号42ページ「福島だより1」で、境野米子さん宅の年間被曝量が「3~5マイクロシーベルト」とあるのは、「3~5ミリシーベルト」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

878号目次


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〈878号注目記事〉
■逸見庸インタビュー 『眼の海』をめぐる思索と想念
 むき出しにされたこの国の真景

大地震、巨大津波、原発放射能汚染。
「二〇一一年三月一一日」を契機に綴られた言葉は数多くある。
が、この詩篇ほど死者と向き合い、正気と狂気の間にたゆたう
時代の虚実をあらわにしたものがあるだろうか。
詩集『眼の海』をめぐる思索と想念が語られる。

■瀕死の野田民主党政権
 2012年政局シミュレーション 6月にも「消費税解散」か
小谷 洋之

消費税増税論議で幕を開けた二〇一二年の政局。
政権公約を果たせず、国民の期待を裏切り続ける野田民主党政権は瀕死の状態だ。
四月には小沢一郎・民主党元代表への判決もあり、激動の可能性を孕む。
民主党崩壊の兆しもある今年の政局を予測する。

■阪神・淡路大震災から17年
 いつか幸せと思える日がきっとくる
粟野 仁雄

阪神・淡路大震災から1月17日で17年。
2000年に震災を忘れまいとメモリアルモニュメントとして
神戸市東遊園地で灯された「1・17希望の灯り」が分灯され、
昨年12月に岩手県陸前高田市へ運ばれた。
戦後最悪と言われた大震災の経験者がいま東日本大震災の被災者に思いを寄せる。

●新春対談 清武英利×佐高信 会社に逆らうとはどういうことか

東京読売巨人軍のコーチ人事に介入した渡邉恒雄読売新聞会長に
反旗を翻した清武英利前巨人軍GM(ゼネラルマネージャー)兼オーナー代行。
読売新聞社・巨人軍と清武氏個人の双方が提訴しあう事態となっている。
組織のトップに逆らうとはどういうことか。
『逆命利君』で会社組織に立ち向かった住友商事の鈴木朗夫氏を描いた
佐高信本誌編集委員と語った。

●金正日総書記死去直前の平壌ルポ
 着実に進んでいた金正恩後継体制
 写真・文 伊藤孝司

昨年一二月一七日に朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の金正日総書記が急逝。金正恩氏を最高指導者とする新体制がスタートした。
以前から進められていた金正恩体制への足場固めを報告する。

●廣瀬純の生の最小回路 34
運動と政党、その齟齬と連動

●福島便り 1
 我が家の豊かさはすべて失われた
 境野米子

福島の里山で暮らす境野さんのおうちも、
放射能に汚染されてしまいました。
3・11後の境野さんの暮らしを伝えます。

●連載 飲水思源 第2回 後輩・渡邉恒雄と氏家齊一郎
 佐高信

「カネは銀行にいくらでもある」。ときに周囲の反対を押し切ってでも、徳間康快は多くの文化作品に投資した。その代表が宮崎駿のアニメーション映画だ。しかし、スタジオジブリと読売グループの関係も深まっていった。

●満腹の情景 第2回 植物工場という農地
 写真・文 木村 聡

●購入・運用の総費用は一兆六〇〇〇億円
 未完成F35選定の理由は敵基地攻撃か
 半田 滋