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週刊金曜日 書評・本箱の本(2013年4月12日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
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■書評

非原発―「福島」から「ゼロ」へ 日本に生きる北朝鮮人 リ・ハナの一歩一歩 I LOVE TRAIN〜アジア・レイル・ライフ
非原発 「福島」から「ゼロ」へ

by 東京新聞「こちら特報部」=編著

¥3990

大事故の背景に鋭く切りこむ「特報部」1年間の奮闘の記録 松村 洋/評
日本に生きる北朝鮮人 リ・ハナの一歩一歩

by リ・ハナ=著

¥1365

伝わってくる北朝鮮の「人」 神田 桂一/評
I LOVE TRAIN~アジア・レイル・ライフ

by 米屋こうじ=著

¥2310

アジ鉄が運ぶ 生活のてざわり 倉本 さおり/評
  

◆本箱 山村清二(編集部)/選
  
生の技法―家と施設を出て暮らす障害者の社会学 さらさらさん (一般書) 福島原発事故と女たち―出会いをつなぐ
生の技法 家と施設を出て暮らす障害者の社会学

by 安積純子、岡原正幸、尾中文哉、立岩真也=著

¥1260
さらさらさん

by 大野更紗=著

¥1470
福島原発事故と女たち 出会いをつなぐ

by 近藤和子、大橋由香子=編

¥1680
ふるさとはポイズンの島 ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと 原発賠償を問う――曖昧な責任、翻弄される避難者 (岩波ブックレット) 反―装置論: 新しいラッダイト的直観の到来
ふるさとはポイズンの島 ビキニ被ばくとロンゲラップの人びと

by 島田興生=写真 渡辺幸重=文

¥1575
原発賠償を問う 曖昧な責任、翻弄される避難者

by 除本理史=著

¥525
反―装置論 新しいラッダイト的直観の到来

by 『来たるべき蜂起』翻訳委員会+ティクーン=著

¥2100
Social Good小事典 (現代プレミアブック) 尹東柱詩集 空と風と星と詩 (岩波文庫)
Social Good小事典

by 市川裕康=著

¥1680円
空と風と星と詩 尹東柱詩集

by 尹東柱=著 金時鐘=翻訳

¥567




939号目次


       939号目次PDF

939号の注目記事

●予算1兆円超
破綻した災害がれき「広域処理」
池田 こみち

一兆円もの莫大な予算を注ぎ込み、進められた災害廃棄物の広域処理。だが、環境省によって見積もられた廃棄物の総量は発表の度に下方修正がなされ、「絆」の大合唱によって全国の自治体が処理するという、その根拠が怪しくなっている。

●都教委が最高裁判決と2004年の地裁判決を無視
不起立での被処分教師にさらなる研修
樫田 秀樹

●自民党憲法改正草案
徹底批判シリーズ2 前文
伊藤 真

憲法改正草案Q&Aで日本国憲法の前文を「ユートピア的発想による自衛権の放棄」と批判する自民党。
同党の日本国憲法改正草案前文では、戦争への真摯な反省や平和的生存権が消え去り、主権者である国民ではなく天皇を中心とした国家が出現する。
これが民主国家の憲法といえるのか。

●実態もないのに、ばらまかれた復興予算
がれき受け入れを検討しただけで一七六億円
増山 麗奈

“被災地復興”を名目に進められてきたがれき広域処理だが、実態をみると、疑問だらけ。私たちの税金がどう使われているのか。富山県や大阪府の、がれき受け入れの実態を追った。

●佐藤優の飛耳長目83
アベノミクスの論理の把握には『資本論』が必要

●威圧的聴取から学生守った行為を「学部運営の妨害だ」
桐蔭横浜大学が教員2人を不当解雇
庭田 悟

● 3/11 Kids Photo Journal(キッズ フォト ジャーナル)
構成/西山俊一

東日本大震災で被災した子どもたちが写真と文章を使い、その後の生活を世界に向けて定期的に発信するプロジェクト「3 / 11 Kids Photo Journal」。岩手・宮城・福島の子どもたちが、プロの写真家のサポートのもと、写真を撮影し、自分で取材をする。テーマは「写真を通して多くの人びとに伝えたいこと」とし、最低限の技術指導がされた後、子どもたちはカメラを持って、それぞれの場所へと戻っていく。1週間後に見せてもらった写真は、大人が想像する以上に現実をしっかりと捉えたものであったという。今年3月11日、この1年間の子どもたちの活動をダイジェストで収録した写真新聞が刊行された。