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929号目次

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929号の注目記事

●読売新聞社がスラップ訴訟を七つ森書館に連発
裁判所が認めなくても言論・ペンの力で闘う
辛淑玉・清武英利・大谷昭宏・佐高 信

読売新聞社は言論機関なのか。「内部告発」した元巨人軍球団代表の清武英利氏を解任し
一億円の名誉毀損で提訴。清武氏らの過去の著作を出版しようとした七つ森書館には、
「出版契約無効」などを求める訴訟を乱発している。昨年末のシンポジウムを抄録する。

◆清武氏の本を出したくない「最後の独裁者」渡邉恒雄氏

●マルクス経済学を“排除”する一橋大学
蓼沼宏一・経済学部長の運営に不信と提訴
中嶋 啓明

●イスラエル総選挙
国際的に孤立化しても止まらないイスラエルの「右傾化」
中道躍進も対パレスチナ強硬
小田切 拓

和平、経済格差の是正などを争点に行なわれたイスラエル総選挙。与党は議席を減らし、中道政党「未来がある」が議席を増やしたが、「政党全体の右傾化」が進み、実質的に議席の大半が対パレスチナ政策で「右派」。イスラエル社会はどこへ向かうのか。

●イスラエル映画から見る
社会の混迷と変革の可能性
中村 富美子

昨年発表されたイスラエル映画『エピローグ』と『514号室』は、貧困化する社会とそこに生きる人間の痛みを描き、深い印象を残した。鋭い批判精神に貫かれた両作品と監督の声から、イスラエルの今を探る。

民族虐殺を
生き残った高齢者が
なぜいま、自殺するのか
アミール・マノール

軍の尋問室から
見たくない現実が
見えてくる
シャロン・バルズィヴ

●どうしてこんなに広がるの?
新型ノロウイルスに気をつけろ!
志村 岳

この冬、ノロウイルスの感染被害があなどれない。
どうしてこんなことになったのか、原因と対処法を探った。

●日揮アルジェリア人質事件と自衛隊法改正
政治家の無知ほど危険なものはない
柳澤 協二

三八人死亡(邦人一〇人)という最悪の結果となったアルジェリア人質事件。海外展開する邦人を保護するためとして、
安倍晋三内閣は自衛隊法改正案を今国会に提出する方針というが、はたしてそれは真の危機管理なのか。
二〇〇四~〇九年まで内閣官房副長官補(安全保障・危機管理)だった筆者は「テロリストの思うつぼ」だと指摘する。

◆企業にできるのは「消極的防御」だけ
首藤信彦

●県内41全市町村長ら東京行動
オスプレイ配備撤回要求!!
沖縄“一揆”
写真・文 伊田浩之

●満腹の情景 第14回
世界最大のガンマーフィールド
「食べる」に当てる放射線
写真・文 木村 聡