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779号の注目記事

■新川明インタビュー
 「日本国」から自立する思想
 聞き手・佐高 信

大江健三郎が「畏怖の思いをおこさせる」(『沖縄ノート』、一九七〇年)という沖縄の思想家、新川明。
「日本」を拒絶しながら「沖縄の在り方」を今も模索する新川に、佐高信・本誌編集委員が訊いた。

■米国環境医学会の提言から
 多くの実験が明らかにするGM食品の危険性
 天笠 啓祐

6月26日号「暮らしのニュース」で、
米国環境医学会(AAEM)が遺伝子組み換え(GM)食品の
モラトリアムを求めた件を紹介したところ、
「詳細が知りたい」との声が寄せられました。
というわけで、ご紹介いたしましょう。

■佐藤優の飛耳長目46
 地検特捜部の政治化が検察全体に危機を招く恐れ

■青木 茂 建築家
 「ハコモノ」行政の殻を破るリファイン建築
 山岡 淳一郎

スクラップ&ビルドをくり返し、建築を景気浮揚の具にしてきた日本の「ハコモノ」行政。そんな国是に強烈な「対案」を突きつける建築家がいる。建築を「社会的資産」として捉え、リファイン建築を実践する青木茂。既得権の壁を破り、持続可能、再生可能な社会に立ち返る道筋を照らしている。

■映画『ザ・コーヴ』が問いかけるもの
 ルイ・シホヨス監督に聞く
 つなぶち ようじ

10月17日~25日に開催された東京国際映画祭で、1編のドキュメンタリー映画が話題となった。和歌山県太地町のイルカ漁を取り上げた『ザ・コーヴ』だ。:イルカ漁に対する抗議の映画”という視点でばかりで取り上げられるが、監督が訴えたかったことはいったい何だったのか。監督自身に聞いた。

■産廃処分場計画に揺れる夕張
 模索が続く風評被害を出さないための論議
 平田 剛士

北海道・夕張市で、市内初の産廃処分場計画に賛否両論が渦巻いている。約二〇キロ離れた近隣の農民たちが反対の声を上げると、それまで計画を容認していた市長が方針転換。一方地元には、自分たちの農業系ゴミは地元で処分したいと語る農民もいるのだが。

■きんようぶんか
 廣瀬純の生の最小回路(11)

ワン プラス ワン(映像関係)
ゴダール/ダネー/ゴラン
『ゴダールの全映画』
『不屈の精神』

ジャン=リュック・ゴダールがアンヌ=マリ・ミエヴィルと共同監督した『こことよそ(ヒア&ゼア)』(一九七六年)には主として二つの賭け金があった。ひとつは“映像どうしを関係づけること”であり、もうひとつは“映像を返すこと”である。