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959号の注目記事

●告訴団が暴いた「汚染水」の新事実はどうなる?
東電福島事故「刑事告訴&告発」はなぜ「不起訴」なのか
明石 昇二郎

一万四七一六人にも及ぶ東京電力福島第一原発事故の集団刑事告訴・告発に対して、九月九日、検察は不起訴処分を発表した。福島原発告訴団が、新たに「汚染水」問題を告発し、安倍首相が東京五輪招致に向けて、「汚染水」の“安全性”をアピールした直後だった。

●大飯原発停止で日本が再び原発ゼロになった日
原発稼働せず逼迫するのは電力会社の経営
弓削田 理絵

9月15日、関西電力大飯原発4号機が停止、定期検査に入ることで、日本は1年2カ月ぶりに「原発ゼロ」になる。だが、再稼働申請されている原発は計12基。原子力規制委員会による新規制基準の適合審査が進められるなか、早ければ年明けにも再稼働される原発が出てくるかもしれない。

●婚外子相続差別規定を最高裁が違憲と判断
民法900条4号但し書き前段の改正へ
宮本 有紀

最高裁大法廷(裁判長・竹崎博允長官)は九月四日、婚外子の法定相続分を婚内(嫡出)子の二分の一とする民法の規定が憲法一四条一項に違反し無効とする決定を、審理に加わった一四人の裁判官全員一致で出した。一九九五年の合憲判決から一八年、最高裁判例が変更された。

◆大村芳昭・中央学院大学教授
(国際家族法)に聞く
「最終的には嫡出という概念の撤廃を」

●和歌山・婚外子相続差別訴訟の特別抗告人が語る
「子どもは子どもやろ。肩書き付けなくてええやん」

最高裁大法廷で口頭弁論が七月一〇日に開かれ、双方が主張を述べた。
その後、ネット上で婚内子側の主張に基づいて婚外子側を非難し、
存在を否定するような書き込みが続いた。
「事実を伝えたい」と願う特別抗告人が経緯と思いを語る。

●豊かな国のリアルな貧困
ナイジェリア・ラゴスが抱える格差社会
写真・文 岡本 央

世界7位の産油国でありながら、格差にあえぐ国、ナイジェリア。
国民の6割が1日1.25ドル以下で生活し、同国最大の都市・ラゴスでは人口の7割がスラムで暮らす。投資先として世界の注目を集めるアフリカだが、陰では格差社会が深度を深めている。

●電気火災や電磁波被曝も発生!
日本で本格導入されるスマートメーターは必要か
加藤 やすこ

省エネ効果があると宣伝されているスマートメーター。
しかし、各電力会社の費用対効果を見ると節電効果はごくわずか。
しかも、その導入費用は私たちの電気代に加算される。

●新わたしと憲法シリーズ
麻木久仁子
憲法論議が「理想論争」になることを憂うタレント

憲法に「理想」は書かれていない
書かれているのは誰もが自由に
自分の思う理想を抱ける土台

●今夏、森村誠一氏とともにロシア公演
加害を歌い続ける「悪魔の飽食」合唱団
根岸 恵子