おしらせブログ 週刊金曜日から定期購読者の皆様へのおしらせを掲載しています。

934号目次


       934号目次PDF

934号の注目記事

●決壊した「藤沼ダム」の教訓をどう生かすか
全国に21万基ある農業用ため池の危険度
まさの あつこ

危険度が低いと判定されたにもかかわらず、東日本大震災で決壊した福島県の農業用ため池「藤沼ダム」。全国にはため池が約二一万基あり、老朽化が進んでいる。安全対策は大丈夫か。

●福島の森と海は今 第3回
被曝する生きものたち
平田 剛士

放射能は五感で察知できない。東北の野生生物たちはこの二年間、東京電力・福島第一原発の事故を知ることもなく被曝を強いられている。生態系はどんな影響を被るだろうか。

●失敗は実証済みの「三本の矢」
アベノミクスは遊園地のコーヒーカップと同じ
金子 勝

マスコミはアベノミクス・キャンペーン一色だ。企業は株価上昇に喜び、
輸出産業は円安で利益を上げ……。しかし金子勝・慶應義塾大学教授は
「いずれ化けの皮がはがれ、経済はもっと悪くなる」と警告する。

●佐藤優の飛耳長目82

モスクワ国際関係大学での
森元首相講演に潜む謎

●「日米共同声明」を成果と伝えるマスコミの歪曲報道
日本を売り渡した 安倍外交の敗北
横田一

「聖域なき関税の撤廃が前提でない」。TPP交渉参加について、安倍首相はオバマ大統領との会談成果を強調。マスコミも :大本営発表” かのようにその :戦果”を伝えた。が、「日米共同声明」に何ら目新しいものはない。

●不屈の芸術家・富山妙子
近代を問い続けて
平井康嗣

日本の戦争と戦後を見つめてきた画家の富山妙子さん。海外では注目されながらも、日本では異端視されつづけている。福島原発事故の連作に取り組んでいる富山さんの仕事場を訪れ、話を聞いた。

●3月13日に元秘書3人の判決
陸山会事件とは何だったのか
真野 きみえ

小沢一郎氏が事実上、政治的に抹殺される形になった陸山会事件の判決が、
3月13日に出される。4年にわたり、
日本中を騒がせた陸山会事件とは一体何だったのか。

週刊金曜日 書評・本箱の本(2013年3月8日)

『週刊金曜日』の書評・本箱欄に掲載された本です。
画像・リンクをクリックするとAmazonの詳細ページへジャンプします。

■書評

謎の独立国家ソマリランド 生き延びるための思想 新版 (岩波現代文庫) ニコラ・テスラ 秘密の告白  世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

by 高野秀行=著

¥2310

ソマリランドって……何だ?! 「エンタメノンフ」の最高傑作 神田 桂一/評
生き延びるための思想 新版

by 上野千鶴子=著

¥1365

弱者が尊重される思想の可能性 境分 万純/評
ニコラ・テスラ 秘密の告白 世界システム=私の履歴書 フリーエネルギー=真空中の宇宙

by ニコラ・テスラ=著 宮本寿代=訳

¥1785

忘れられた希代の天才科学者 桃江 メロン/評
  

◆本箱 片岡伸行(編集部)/選
  
水の透視画法 (集英社文庫) 原発民衆法廷4 (さんいちブックレット006) チェルノブイリ人民法廷
水の透視画法

by 辺見庸=著

¥714
原発民衆法廷4

by 原発を問う民衆法廷実行委員会=編

¥1050
チェルノブイリ人民法廷

by ソランジュ・フェルネクス=編 竹内雅文=訳

¥2940
経済の未来: 世界をその幻惑から解くために 反乱する都市――資本のアーバナイゼーションと都市の再創造 ギュンター・グラス 「渦中」の文学者 (集英社新書)
経済の未来 世界をその幻惑から解くために

by ジャン=ピエール・デュピュイ=著 森元庸介=訳

¥3150
反乱する都市 資本のアーバナイゼーションと都市の再創造

by デヴィッド・ハーヴェイ=著 森田成也、大屋定晴、中村好孝ほか=訳

¥2520
ギュンター・グラス 「渦中」の文学者

by 依岡隆児=著

¥777
労働組合運動とはなにか――絆のある働き方をもとめて 愛の永遠を信じたく候―啄木の妻節子 (ノンフィクション・シリーズ“人間”)
労働組合運動とはなにか 絆のある働き方をもとめて

by 熊沢誠=著

¥2205円
愛の永遠を信じたく候 啄木の妻節子

by 澤地久枝=著

¥2100