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923号目次


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〈923号注目記事〉
●東京都知事選挙
 明確な脱原発派vs.原発維持・曖昧派が対決
 横田 一

第三極が乱立し、原発をめぐって各党の態度が明確に見えてきた総選挙だが、同日投開票される東京都知事選においても、まるでその縮図のような構図が見えてきた。また、石原都政が破壊してきたものを問う。

◆民主主義も破壊した石原都政

●「企業害」と闘う現代の田中正造はどこに
 自分を売らない思想とは

 鉱毒を地方に流してしまうのは、
 原発とまったく同じ発想 ――小出

 政府は「水銀を食った魚に
 責任がある」という論理 ――佐高

●国民的議論なしにTPP参加を決定したメキシコ
 知的財産権問題で経済界から反対噴出
 石井 陽一

●再び甦るのか小泉「改革」の悪夢
 霍見 芳浩

米国を破綻させたブッシュ流「新自由主義」を日本でも真似したのが、「構造改革」と称した「小泉改革」だった。この「改革」で日本もすっかりダメになったが、再び同じ過ちを繰りかえそうとしている政党や政治家がいる。米国の事情に詳しい研究者から見た今の日本とは。

●満腹の情景 第12回
 野良着のベトナム人
 写真・文 木村 聡

 外国人技能実習生という担い手

●教科書があぶない2012
 実教出版『高校日本史』 教育委員会が不採用圧力
 「国旗・国歌強制」に逆ギレ
 星 徹

特定の「考え方」を理由に高校の教科書選定に圧力をかけ、あるいは学校側が希望して選定した教科書を不採用にする。こんな横暴が、東京都と横浜市の教育委員会で行なわれていた。日本社会の病理の縮図が見えてくる。

●福島女子は今を生きる 10
 双葉町に300年続く造り酒屋の娘
 宍戸慈

冨沢真理ちゃん、28歳。双葉町の造り酒屋に産まれたひとり娘。
豊かな自然と風土と酒に囲まれて育った。
彼女の今までと、あの時、そしてこれから。

920号目次


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〈注目記事)
●11.11 反原発100万人大占拠
 文・斉藤円華(ジャーナリスト)

雨ニモマケズ
デモ中止ニモマケズ
冬ノ寒サニモマケズ
脱原発

●石原氏を支えた都知事選の有力候補
 ”改革派”猪瀬直樹氏の正体
横田 一

行政の長として、ありとあらゆるデタラメをやらかした石原慎太郎前知事。
彼を副知事として支え続けた猪瀬氏の名が、「後継者」として挙がっている。
だがこれまでの同氏の言動を詳しく検証してみると、
「改革」を口にしながら、権力者に擦り寄ることで出世してきた実像が見える。

●原発スラップ訴訟、
 白川司郎氏のゴルフコンペに
 集った:大物;たちの名前
 田中 稔

本誌二〇一一年一二月一六日号の記事が「名誉毀損」とされ、ジャーナリストの田中稔氏が原発警備会社ニューテック社元経営者の白川司郎氏から六七〇〇万円の損害賠償請求訴訟(スラップ訴訟)を起こされている(既報)。自分はフィクサーではないなどと白川氏は主張するが、ニューテックグループの懇親パーティーやゴルフコンペからは別の側面が浮かび上がる。

●チバレイが見た
 原発に「ノー」突きつけたリトアニアの国民投票
 千葉 麗子

「3・11」後、官邸前などで抗議に参加している元俳優、千葉麗子さん。
「福島県出身である私からしたら、原発に反対することはごく自然な
当たり前の感覚」という彼女が、リトアニアの国民投票をレポートする。

●国策捜査 第32回
 三鷹痴漢冤罪事件で公判中の 津山正義さん
 バッグを体の前に置き両手が塞がってるのに
 青木 理

●自由と創造のためのレッスン
 時間だけが潜勢力を発動させる
 廣瀬純

今年で生誕三〇〇年を迎えるジャン + ジャック・ルソーを読み解く第三回。ルソーを「起源」の思想の呪縛から解き放った上で、「始まり」を、「出会い」を思考する新たなルソー像を提示する。

●田中眞紀子文科相をたたいて終わり?
 高い授業料と私費負担で悪化している大学事情
 大内裕和 中京大学教授

田中眞紀子文科相が11月2日、3大学の新設に「不認可」を表明、その後二転三転したものの結局8日には開学が認可された問題で大臣に批判が集中している。しかし、大学生を取り巻く環境そのものに問題はないのか。

917号目次

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〈注目記事〉
●2米兵女性暴行事件、オスプレイ配備を受け流す根源的な沖縄差別
 日本人はいつ「人間」になるのか?
 山口泉

●対談 「おもろい社会をカタチにする」ために
 面倒くさくて疲れる民主主義をどう引き受けるか
 湯浅誠+中島岳志

「決められない政治」への苛立ちから「民主主義」そのものが根本的な危機を迎えているのではないか。
今年三月に内閣府参与を辞めた湯浅誠さんは、七月から大阪でも社会活動を開始した。
なぜ大阪なの? 「おまかせ民主主義」を脱却する方途はあるの? 中島岳志本誌編集委員とともに考える。

政府に調整の次元をお任せするのではなくて、
自分たちでもやっていきましょう、
それが民主主義でしょう、
と言ったんです。――湯浅

政治不信が
政治システムの不信にまでなって、
全部スキップしてしまう
欲求みたいなものが高まっている。――中島

●人をサポートして生きる
 ラッシュの膝で学んだこと
 山岡淳一郎

今回の大震災では、人生を賭けて被災地支援に飛び込む人々も多い。九月二八日号に引き続いて、そんな一人、宮城県石巻で活動する災害救援のプロ・吉村誠司さんや彼の下に集まる人々の思いやきっかけを紹介する。

●政府軍と闘う自由シリア軍に決死の同行
 終わりの見えない戦闘と爆撃の日々
 写真・文 原田裕介

●経済通信社「ブルームバーグ」など外資系で続くリストラ
 PIP利用し解雇された記者勝訴
 米倉 外昭

●絶滅危惧種が生息する里山を破壊し、自動車テストコースの建設に邁進する愛知県の欺瞞
 トヨタと大村知事は”エコ詐欺師コンビ”!?
横田 一

●インド 米・天然ガス採掘ブームが豆農家にもたらした:福;
 写真・文 高橋 邦典

870号目次


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〈870号注目記事〉
●元農水官僚の鈴木宣弘・東大教授が怒りの訴え
 「TPPは日本の食も農も社会全体も破壊する」
 横田 一

一〇月二八日に開かれた「国家戦略会議」(議長、野田佳彦首相)の初会合で、
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への早期参加を求める意見が出たという。参加は本当に得策なのか。
自由貿易協定交渉をした経験を持つ鈴木宣弘東京大学教授の訴えを紹介する。

●浜岡原発廃止への包囲網
 広がるか「永久停止」求める声
 星 徹

中部電力は浜岡原発の改修工事を進め再稼働を目指すが、牧之原市議会が浜岡原発「永久停止」を決議。
市長も賛同するなど、近隣自治体から「ノー」の声が広がりつつある。実態は? 現地取材をした。

●食品からの被曝新基準で仰天答申
 食安委は全員辞職して抗議しろ!
 垣田達哉

まさかの大幅後退、「内部被曝だけで生涯100ミリシーベルト」案。冗談じゃないっ!

●原発事故から七カ月。もうすぐ冬がやってくる
 警戒区域のペットたちの今
 写真・文 形山昌由

原発事故から八カ月を迎えようとする今も、警戒区域には多くのペットが取り残されています。冬は間近。厳しいです。

●虚構の政治家・橋下徹の正体
 ◆㊤ 失政と「11人の自殺者」
  本誌取材班

大阪府知事の任期満了前に辞任し、大阪市長選挙への出馬を表明している橋下徹前知事。
その手腕と言動を検証すると、常軌を逸した行動に行き当たる。

 ◆この人物を当選させてはならない
  山口 二郎

●スタジオジブリの恩人・徳間康快氏を語る
 対談 宮崎駿 × 佐高信

{出版界の黒幕}と呼ばれた徳間書店初代社長・徳間康快さん
(一九二一~二〇〇〇年)。
その徳間さんの評伝を本誌編集委員の佐高信が一二月から連載する予定だ。
徳間さんと縁の深い宮崎駿さんと、故人について語り合った。

今でも僕は{社長}というと徳間社長なんです 宮崎

経済のただ中にいて、経済だけでないのがわかってた人 佐高

●声を上げたもう一人の芸能人ロンブー 淳が訴える芸能界の「原発タブー」