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751号目次

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751号の注目記事

■自民一党独裁の闇が明らかになるとき
 小沢一郎の十五年戦争
 石川 好

小沢一郎民主党前代表の悲願は政権交代だけだと言われている。
自民党や官僚が怖れる政権交代とは何か。
与野党の政治家に独特のパイプを持つ作家の石川好氏が喝破する。

■セブン-イレブンの正体
 鈴木敏文商法の「詐術」
 違法の「自力救済」を堂々と実行
 鈴木会長“直属部隊”が売上金を奪いにやって来た
 渡辺 仁

経営が別の「独立の事業者」の店内に勝手に入り、レジから現金を奪う。日本の法律で許されていないはずの「自力救済」を、セブン-イレブンは堂々と行なってきた。とりわけ本部に物申す、「やっかいな」加盟店オーナーに対しては、特別部隊が店に乗り込んできて、店舗に貼りついて二四時間体制でのレジ管理をする。あるCタイプオーナーが直面した兵糧攻め事件とは?

■教育があぶない2009
 教員免許更新制
 文科省は何が狙いなのか
 教育の質を低下させ失効すれば失職も!
 平舘 英明

教員免許更新制度が今年度から実施された。今後、教員免許は一〇年間の有効期限つきとなる。だが、教員からは失職の不安、制度への不満や戸惑いの声が上がっている。教員の管理が強まるなかで、この制度の問題点を探った。

 
■痛憤の現場を歩く95
 輸送機事故で滑走路延長を早める成田国際空港株式会社
 ジェット機発着の直下で暮らす島村さんの憤怒
 鎌田 慧

成田空港問題は終わっていない。
強行建設を反省したはずの成田国際空港株式会社(旧・新東京国際空港公団)は、あらゆる機会を利用して既成事実化を進め、そこで暮らす人々を苦しめている。社会が関心を失ったとき、国家の暴力性は増すばかりだ。

■「ここではないどこかへ」
 野宿生活者への給食が中止の危機
 西村 仁美

一〇年以上、教会が行なってきた野宿生活者への無料給食活動に
地域住民から「待った」がかかった。教会の牧師やボランティアらは頭を抱える。
両者の間に何があったのか? 給食活動は続けられるのか?

 
■シリーズ 生きている労働組合21  ユニオンみえ・ホンダユニット
 「人間尊重」を捨てたホンダ
 五兆円を超える内部留保でも「期間工切り」
 野村 昌二

ホンダ(本田技研工業株式会社)といえば、創業者・本田宗一郎の企業理念「人間尊重」が有名だ。だが、そのホンダが、不景気を背景に生産調整の名のもと、「契約だから」と、大量の期間工を切り捨てている。景気のよいときには、正社員登用をエサに、違法の短期契約で都合よく安く働かせてきた。積み上げた内部留保は約五兆三〇〇〇億円にものぼる。トヨタと並ぶ世界的大企業になったホンダだが、企業の社会的責任はどこにいったのか。