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963号の注目記事

●汚染地を汚染されていない土地として東京ガスから取得!?
築地市場移転問題で発覚した東京都のウソ
永尾 俊彦

東京・築地市場の移転先とされている江東区豊洲の土地が、実際とは違い、
汚染されていない土地として都が東京ガスから取得していたことがわかった。
その価格二一〇〇億円相当。そこで都民らは公金返還を求めて提訴している。

●佐藤優の飛耳長目89
理不尽な押し付けに抗う「しまくとぅば」の力

●坂庭国晴さん(住まい連代表幹事)に聞く「脱法シェアハウス」問題
一律規制ではなく、細かい法整備と運用を
松元 千枝

●新たな「戦前」が始まろうとしている
安倍首相が狙う「戦争ができる国家」に向けた法案
足立 昌勝

いま、軍事・治安両部門で、「秘密保護法」以外にも危険な法案がいくつも準備されている。そうした法案をひとまとめにすると、「集団的自衛権行使による外国での戦争」という狙いが見えてくる。

●国鉄「分割・民営化」のツケが回ってきた
「存亡の危機」に立たされたJR北海道
本誌取材班

連日のように、JR北海道の重大事故の続発と安全対策の事実上の崩壊がメディアで報道されている。だが、そこには重要な視点が欠けている。今回のような事態は一九八七年の国鉄「分割・民営化」の時点ですでに予測されており、そのツケが回ってきたにすぎないという事実だ。

◆内部文書が暴露した「JRに雇用責任なし」のウソ

●新わたしと憲法シリーズ
内海愛子
虐げられ、差別された側に立つ反権力の行動する研究者

憲法成立過程で、「国民」から
旧植民地出身者を排除した
歴史の暗部を忘れてはならない

●対談 福島被曝とカネミ油症
――「晩発性」健康被害を考える
武藤類子×宿輪敏子 司会・保田行雄
構成・明石 昇二郎(ルポライター)

福島原発事故による被曝・被災者と、四五年前に起き、今も深刻な健康被害に悩むカネミ油症患者には共通点がある。一定の歳月が経ってから起きる「晩発性被害」の問題だ。両弁護団に関わる保田行雄弁護士の司会で、「福島原発告訴団」の武藤類子団長と「カネミ油症五島市の会」の宿輪敏子事務局長が胸の内を明かしながら、晩発性被害克服のための課題を考えた。

心の中では皆、被曝による健康被害への
不安を抱えている――武藤

科学者は被害を矮小化し、
無きものにしてしまう――宿輪

健康被害は認めないという方向で
動いているとしか思えない――武藤

カネミ油症でも(福島と)
同じようなことが起きた――宿輪