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942号の注目記事

●AKB48と秋元康と反知性主義
前田敦子は“悪魔”である!?
対談 斎藤環×佐藤優

今年も総選挙の季節がやってきた。選挙といってもAKB48の第5回総選挙。政治が大事なときにAKB!? と思っている人にこそ読んでほしいこの企画。AKB人気の背景には、日本社会にはびこる反知性主義(理論の軽視と:現場主義”)があるのです。

今のアベノミクスも
一つの明らかな
宗教です

まさに日本は
「空気を信じる」
ところがあります

桜宮高校の
事件にしても
その構図はずっと
反復されている
――斎藤

『巨人の星』が好きな
上司は要注意だと
判断してました
――佐藤

●短期集中連載1 歴史哲学的憲法講座
「明治憲法」から改憲タカ派の幼稚さを学ぶ
伊藤博文が求めた立憲国家とは
八柏 龍紀

大日本帝国憲法、いわゆる明治憲法に先祖返りするかのように思われる自民党改憲草案。しかし少々読めば、憲法として当たり前の体裁すらとれていない産物であることに気づく。一方、明治憲法をひもとけば、そこには当時なりに立憲国家への理想があったことがわかる。昨年から三期開かれた『週刊金曜日』歴史講座では、国民国家と歴史について講演した筆者が、歴史哲学的視点から憲法を考える。

憲法政治なるものは
所謂治者と被治者の
間を調和して以て上下一致の
結果を見るのが
其目的である

世界には、
米国のように
人民の自由を実現し、
法律や政治の
本旨を失うことなく、
首長もその責務や任務を
過たず遂行する
民主政をとる国がある。

●「脱原発候補者」を支援する政治連盟「緑茶会」が発足
選挙資金や脱原発有権者名簿を提供
内原 英聡

●民族系団体が初めて抗議声明を発表
強まる在日排外デモへの包囲網
渡部 睦美

●満腹の情景 第17回
食べられるゴミ
「もったいない」を織り込む「3分の1ルール」
写真・文 木村 聡

 まだ人が食べられるのに捨てられた食料(食品ロス)から、家畜飼料を作る食品リサイクル工場。原材料の由来はひとまず安心。さらに安定して大量に手に入る。今日もパンはどっさり。ただし、現場は憤りながらつぶやく。「食べられるものを、なぜ食べないのか」
 買いたい商品が常に店にある。それも豊富で新鮮。そんな日本の当然は、裏に膨大な食品ロスを作らざるをえない。欠品を恐れての過剰製造や、売れ残り前提の発注。賞味期限の3分の1を過ぎただけで返品、廃棄、過度な鮮度欲求に、そんな商習慣も常態化している。
 食品ロスには、家庭ゴミや製造段階での不適格品も含まれる。しかし、多くを占めるのは流通現場から。現代の消費社会と食品業界全体が、大量の食品ロスを前提にしたシステムの中で成り立っている。

●沖縄と東京の「四月二八日」
「屈辱の日」は「主権回復の日」ではない
本誌取材班

●どうする?親の介護5
「仕事を辞めよう」と思うその前に
太田差惠子

親の介護生活が深刻化してくると、仕事を辞めて介護に専念しようと思うかもしれません。でも、ちょっと待って。仕事を辞めることが必ずしも正解だとは限らない。辞めたことを後悔するA子さんのケースで考えてみましょう。