きんようブログ 社員エッセイを掲載。あの記事の裏話も読めるかも!?

1996年の佐高信

本誌(=『週刊金曜日』752(2009年5月29日)号)、特集は「警察の闇 第9弾 膨張する公安」。

9ページにわたって公安のこわーい話が載っている。

途中の「戦後治安法年表」が掲載されているページに1枚の写真。

「オウム真理教に対する破防法適用に反対の意見を述べるため、東京拘置所に入る佐高信本誌編集委員(1996年5月28日)」

おおー、社長じゃありませんか。メガネがちょっと大きめですね。

早速、ご本人にその時の思い出を一言とリクエスト。

あのときは立会人をひきうけたんだけど、その依頼者というのが麻原彰晃でね。
「オウムに破防法はダメ」ということだったんだけど、「おまえはオウム、殺人集団の味方をするのか」と深夜に電話がかかってきたなぁ。

と、懐かしげに話してくれました。

ホンダさん  エコカーはエゴカー? (+生きている労働組合一覧)

「インサイト」でハイブリッドカー市場に颯爽と登場したホンダ。

対抗したトヨタ「新型プリウス」も発売価格を下げて快調。

今度はホンダが「フィット」にもハイブリッドカーを追加予定というニュースも。

そんな“いい感じ”のホンダですが、影には3000人以上の「期間工切り」が。

これって会社のエゴじゃぁ?

本誌(=『週刊金曜日』)751(2009年5月22日)号)ではホンダ鈴鹿製作所で「期間工切り」にあい、今はユニオンみえ・ホンダユニットで闘っている北川剛さんを紹介しています。

この記事はシリーズ生きている労働組合の第21回。

これまでもいろいろな職場で闘う組合が登場しています。

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シリーズ「生きている労働組合」 1~20

第1回 映演労連フリーユニオン・マッスルミュージカル支部 2007年7月13日号
第2回 ヘラルド朝日労組 2007年8月24日号
第3回 日本マクドナルドユニオン 2007年10月12日号
第4回 札幌地区労連ローカルユニオン結・ノーステックテレコム分会 2007年12月21日号
第5回 首都圏大学非常勤講師組合 2008年2月01日号
第6回 日研総業ユニオン 2008年2月8日号
第7回 ネッスル日本労組 2008年4月11日号
第8回 女性ユニオン東京 2008年4月18日号
第9回 岩手県教職員組合 2008年5月30日号
第10回 札幌地域労組・公清企業アルバイト支部 2008年6月6日号
第11回 KDDIエボルバユニオン 2008年7月4日号
第12回 ガソリンスタンドユニオン 2008年7月11日号
第13回 反リストラ産経労 2008年9月12日号
第14回 銀産労・AIGスター生命争議団 2008年9月19号
第15回 関西トランスポート分会 2008年10月10日号
第16回 首都圏青年ユニオン 2008年11月21日号
第17回 APFS労組 2009年    2009年1月23日号
第18回 阪急トラベルサポート支部           2009年2月20日号
第19回 関西合同労組技能育成センター分会  2009年2月27日号
第20回 ソクハイユニオン  2009年4月10日号

萩尾望都、登場!

おおおっ--。萩尾望都だー。

オスカー、アラン、メリーベル。

『トーマの心臓』『ポーの一族』『11人いる!』。

懐かしい。

私の記憶の中の“萩尾望都”は中学の教室にある。

コミックスを片手に友だち同士で役になりきって台詞を読んだりしたなぁ。

その萩尾さんが本誌(=『週刊金曜日』)750(2009年5月15日)号の裁判員制度に関する記事のインタビューに登場している。

ついに始まった裁判員制度。記事は公判前整理手続で被告の生育環境が裁判から抜け落ちてしまう危険性について取り上げている。

かなりキツい生育環境にあった主人公が出てくる作品を書いている萩尾さん。
曰く、「子どもへの期待なんて9割がファンタジーにすぎない」
自分には耳が痛いけど、うちの母には聞かせてやりたい。

萩尾さんが考える「犯罪者の減っていく社会」については、本誌(『週刊金曜日』)750(2009年5月15日)号でどうぞ。

市民農園日記 突然ですがジャガイモ順調

3月30日撮影。種芋買ってきました。キタアカリともう一つはなんだろか? こんな感じで10種類以上の種芋がホームセンターで売られていました。

3月30日撮影。種芋買ってきました。キタアカリともう一つはなんだろか? こんな感じで10種類以上の種芋がホームセンターで売られていました。

4月26日撮影。1カ月弱で畑にわっと茎が伸びてきました。期待の新人です。
4月26日撮影。1カ月弱で畑にわっと茎が伸びてきました。期待の新人です。でも、農園の達人はすでにこの倍に育てていました。なんでだろ。

今年も、ジャガイモを植えました。

ホームセンターで1袋700円くらいで売っていたので2種類を買いました。

(さらに…)

〈「坂の上の雲」のまちづくり〉への違和感

 4月24日号の「金曜日から」(編集後記)に次のように書いた。
〈愛媛県松山市が、司馬遼太郎の小説を基に進めている〈「坂の上の雲」のまちづくり〉に違和感を持ち続けてきた。民俗学者、宮本常一について佐野眞一さんが語った言葉から、違和感の原因がよくわかった〉。
 編集後記でお約束したとおり、この問題についてさらに詳しく書きたい。

(さらに…)

阪急トラベルサポートの横暴(3)

シジフォスの希望(31)

 会社自ら労使交渉の席から一方的に退席しておきながら、労働委員会に「団体交渉促進」の斡旋(あっせん)を求める――こんな茶番を平然とやっているのが㈱阪急トラベルサポート(代表取締役・西尾隆氏)だ。今回初めて代表者の氏名を出したが、東京都労働委員会に対してその名前で申請(4月3日付)を出しているからである。

 団体交渉の開催を求めて労働委員会に斡旋申請をするのは、たいがいが労働組合側だ。会社側が「団交をやってくれ!」と労働委員会に斡旋や仲介を求めるのはきわめて異例。しかも、労働組合法第6条〈前回「阪急トラベルサポートの横暴(2)参照〉に基づいて交渉権限を正式に委任されている私の(団体交渉への)出席を拒否しているのだから、いわば、団交拒否という法違反を前提とした「申請」なのである。自ら法違反の疑いがある言動をし、一方で話し合いを求める――そもそもこの申請自体が成立するのかさえ、大いに疑問である。

 とはいえ、塩田卓嗣さん(全国一般東京東部労働組合阪急トラベルサポート支部委員長)の不当な解雇を撤回させるには交渉開催は不可欠である。組合側は4月17日に東京都労委に出向いて、この間の事情とともに、会社側の団体交渉促進の「あっせん申請」がいかに白々しくかつ矛盾した行為であるかを説明した。「団体交渉を求めているのはそもそもわれわれの方だ。一方的に解雇し、一方的に団交を拒否したのは会社の方ではないか」

 さて、この茶番と矛盾の「団交促進あっせん申請」。次回は5月中旬に都労委で2回目の審査がおこなわれる。会社側の目的は「問題解決の引き延ばし」なのであろうが、引き延ばせば延ばすほど自らの首を絞めるのは会社側だろう。

 本誌ホームページの「お知らせブログ〈ニュース続報〉」の中に、阪急トラベルサポート不当解雇事件への支援を呼びかけるブログをアップした(5月1日)。その中で、「文化人・言論人アピール」の呼びかけに応じて、すでに22人の方々がメッセージを寄せてくれている。支援の輪は広がりを見せている。                             (2009年5月1日・片岡伸行)