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『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」を発売します。

臨時増刊  さようなら原発 路上からの革命

9月24日(月)発売! 定価500円

「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出てきています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとってください。

臨時増刊 さようなら原発 目次PDF

<おもな内容>
首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり

二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   <鼎談>雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収

この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120-29-9625)かWEBサイト(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。

910号目次


       910号目次PDF

今週号の注目記事

■「カネミ油症」被害者救済法成立で
 もはや「カネミ倉庫は倒産してもいい!」
 明石 昇二郎

「美容と健康にいい」との触れ込みでカネミ倉庫(本社・福岡県北九州市)が製造・販売していた食用米ぬか油「カネミライスオイル」に、猛毒のダイオキシン類が混ざっていたことで発生した一大食中毒事件「カネミ油症」。放置され続けた被害者たちに救済の手が差し延べられようとしているが、課題は山積だ。

■満腹の情景 第9回
 水はどこからやってくる
 写真・文 木村 聡

■アイヌ民族のさまよえる遺骨たち
 大学の「墓地発掘研究」と政府の新「慰霊空間」建設計画
 平田 剛士

昭和期、人類学者・医学者たちがアイヌ民族の多数の墓から持ち去った遺骨の大半が、
八〇年以上たった今もいまだ遺族のもとに返されていないばかりか、
新たな政府方針によってさらに研究材料にされ続けようとしている。
不誠実な態度に業を煮やした道内の三遺族が、返還を求めて大学を提訴する。

■最高裁に問う! 
 これで公正な裁判と言えるのか
 被告・信州大学に雇われた裁判官が判決を出す大学教授解雇事件の異常性
 片岡 伸行

被告に雇用されている者を裁判員に選ぶことは法律で禁じられている。
公正な裁判ができないからだ。しかし長野地裁松本支部を舞台に、
それと同様の構図で進められている前代未聞の裁判がある。
問題の裁判官を被告側に派遣した最高裁に問う。

■領土ナショナリズム、大阪維新、谷垣自爆で急浮上
 リベンジ狙う安倍元首相の勘違い
 天城慶

突然の辞任劇で政権を放り出し、この数年すっかり影が薄くなった安倍元首相だが、最近は右派系メディアによいしょされ、注目を浴びている。9月26日に控える自民党総裁選で「安倍総裁」が実現したら、総選挙の結果次第で「安倍首相」が誕生する可能性も視野に入ってきた。日本政治の情けない体たらくもここに極まれりである。

■路上から「NO NUKES」を05
 道庁北門前の金曜デモ 北海道反原発連合
 写真・文/平井康嗣

冬の電力ピークを控え
緊迫する泊原発再稼働

■伊藤千尋&さらんの「地熱発電」でいこう!
 世界の地熱発電編

自然エネルギーの中でも太陽光や風力に比べ目立たない存在の地熱発電。
だが実は火山大国の日本に一番向いている発電方法ではないか。
あまり知られていない地熱発電とはどういうものか、
またどのように活躍しているのか、見ていこう。