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828号目次


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828号の注目記事

■携帯電話ヘビーユースで脳腫瘍リスク3倍
 ――という結果を発表しない総務省
 植田武智

1日20分以上の携帯電話使用で脳腫瘍リスクが3倍! 総務省よ、この重大な結果を隠すな!

■連載 いのちの小説
 自殺断章 1章 絆[倒産]
 早坂 類

一九九八年、
初めてこの国の自殺者が年間三万人を超えた。
この一二年間で失われた命は三九万人以上。
去りゆく人はその最期に何を見て、何を思ったのか。
あたたかな命の痕跡をなぞる。

■編集委員も死について考えた
 中島岳志・雨宮処凛・本多勝一・石坂啓・佐高信
 司会 平井康嗣

人はいつか死を迎えますが、現代になって、日常の生活の中では
「死」と向き合う機会はますます少なくなっています。今年も多くのメディアで
「死」が特集されましたが、本誌編集委員たちに理想とする死に方はあるのか!?
座談会では、五人五色の考えが浮かび上がってきたといいますが……。

死にたくて
自殺未遂ばっかり
してきたから
今は
余生みたい――雨宮

死んじゃった後は
亡骸だから、
お好きにどうぞ
という感じ――石坂

死を美化せず、
のたれ死に
じゃなくて、
のたれ生きてやる
――佐高

死のあり方への
執着を捨てた上で、
意思の表明を
しなくては
いけない――中島

死を考えると、
地球の運命に
方向が
いってしまう――本多

■広島県警追及第二弾
 「拳銃摘発」をめぐる「疑惑の刑事」
 成澤 宗男

広島県警は以前、右翼団体構成員が「自首」して拳銃を出したと発表。だが、拳銃の出元は、県警本部の川崎進刑事が購入したという。

■東京・日野市の高幡台団地
 「強度不足」を理由に住民追い出すUR都市機構
 山口 安平

国交省は10月、事業仕分けの対象となっていた
UR都市機構の民営化を断念すると発表した。
民営化しても、14兆円におよぶ借金を返すのは
現実的に難しいというのが理由だ。
この巨額な借金が影響し、「強度不足」を理由に
住民が追い出されている団地がある。

■国を救って、民を救わずの司法
 沖縄「ガッティンナラン」訴訟判決
 田中 伸尚

靖国神社に「英霊」として無断合祀された、
沖縄戦の非戦闘員死亡者らの遺族が原告となった靖国合祀
取消請求訴訟。一〇月二六日に出された那覇地裁判決は、
追悼の自由を理由に肉親の合祀取消を求めた原告らの
請求を慰謝料も含めてすべて棄却した。

■知っているようで知らなかったお米のはなし12
 「イセヒカリ」誕生に見る米作りの極意
 佐藤洋一郎

知る人ぞ知る、幻の米「イセヒカリ」
その出自を見れば、お米つくりの未来形がそこにある、といっても過言ではないかもしれませんよ~。