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800号の注目記事

■典型的末期症状としての「非実在青少年」問題
 秋葉原 ジャパン・クール!
 伊東 乾

「恋に落ちる」という表現は奥が深い。恋愛に限らず人間が感情を持つ全般で、当初私たちはまったく「受身」の存在になるからだ。まるで落とし穴に落ちるように、自分の意にすら反して、私たちは感情を抱く。食べ物の好き嫌いを考えれば判りやすいだろう。幾らアタマで好きになろうと思っても、嫌いなものは嫌いなのが人間だ。ヒトの脳はそのように作られているからだ。また逆に、何であれ一度「あ、萌え5」などと惚れてしまったら運のツキ、「恋は盲目」と言うように、私たちは長くその感情に支配されてしまう。

■佐藤優の歴史対談
 人間の原点に触れ、誠実に考えて行動する
 滝沢克己

情勢ははなはだ切迫している。普天間飛行場の早期閉鎖・返還問題、
韓国哨戒艦の沈没、イラク、アフガニスタン、ソマリア沖……
長引く不況、一二年連続で年間三万人を超す自殺、就職率の悪化……
政権交代をなしえたのに私たちはなぜその “成果” を獲得し実感できないのか。
「無力感」の由来と、この閉塞状況を克服する可能性を滝沢克己に聞く。

■高須基仁のアウトサイダーインタビュー
 嫌われ者と共に
 朝堂院大覚

朝鮮総聯施設売買、朝青龍暴行疑惑、亀田問題――どこかきな臭い事件が起きるたびに顔を出す朝堂院大覚氏。運転手付きセンチュリーで渋谷に現れた“怪人”が語った事件の裏側とは。

■古川康造 高松丸亀町商店街振興組合理事長
 シャッター街を救った新しい土地活用術
 山岡 淳一郎

郊外の大型小売店に客足を奪われ、シャッターで閉ざされた中心市街地――。全国の地方都市で目にする光景だが、新たな事業スキームによって、活況を取り戻したまちがある。四〇〇年以上の歴史を誇る高知県の高松丸亀商店街。その振興組合理事長の古川康造は、「六〇年」という期限つきで地権者から土地の使用権を借り受けるという、ユニークな再生策「丸亀町方式」を編み出した。

■投資の罠に気をつけろ
 医療保険より日本の医療制度を守りたい
 楠本くに代

入院や手術のとき、強い味方になる
――と思われている医療保険。
ですが日本には、世界に誇る公的制度があるのです。
無理に医療保険に入らなくても、と思いますよ。

■グローバル化がもたらした口蹄疫
 社会的費用も莫大な額に
 天笠啓祐

21世紀になってから、海外由来の伝染病が増えている。それが何を意味するのか。口蹄疫が投げかける。

■幼児虐待を考える・青木悦さんロングインタビュー
 上から目線ではない関係で
 虐待する人とのルートを築いて

虐待する人たちを責めるのではなく、同じ目線で関係を築く。それが子どもを助けることにつながるのです。

虐待している人を責めずにルートを作る。
そしてとにかく「殴っちゃダメだ」と言いつづける。