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992号の注目記事

●石川文洋 ベトナム50年を旅する

ベトナム戦争終結から39年。かの地の戦争は人々に何をもたらしたのか。
1964年からベトナムを記録し続けてきた石川文洋の眼を通して、ベトナムのこの50年を辿る。

●映画『SAYAMA』が静かに伝える石川一雄さんの今
「みえない手錠」はいつはずれるのか
対談 金聖雄 × 小室等

「袴田事件の次は、狭山事件の再審の扉を!」との声が高まるなか、逮捕から51年、石川一雄さんと、妻・早智子さんんお日常を追ったドキュメンタリー映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』が劇場公開される。金聖雄監督と音楽参加の小室等さんが、映画への思いを語る。

●憲法骨抜き、安倍首相の集団的自衛権行使容認の今後
連立離脱賭けて公明党は抵抗するのか
横田 一

憲法を骨抜きにする安倍晋三首相の集団的自衛権行使のための茶番会見に、多くの疑問と怒りの声が巻き起こる。与党協議の中で公明党の連立離脱を賭けた抵抗が本格化すれば、安倍政権のもくろみは頓挫しうるが――。

●佐藤雄平・福島県知事、菅義偉・官房長官、森まさこ・消費者相、石原伸晃・環境相、麻生太郎・副総理
「美味しんぼ」で問題提起された低線量被曝をごまかしたい人々の“集団バッシング”

●新買ってはいけない197
「虫よけプレート」にどんな効果があるのだろうか
渡辺 雄二

暖かくなると、どこからともなくハエや蚊がやってきて、家の中に侵入してこようとします。それを防ぐことをうたった虫よけプレートが売り出された、テレビでも盛んに宣伝されています。ベランダや軒下などにつり下げると、殺虫成分が放出されて、虫を寄せ付けないというものです。しかし、殺虫成分は空気中に拡散するので、効果はほとんど期待できません。また、殺虫成分の人体への影響が心配されるのです。

●格闘する思想 中山智香子
消費中毒の日本でこそ「経済的不服従」を
ナビゲーター 本橋哲也

経済学はお金を手懐けることができず、予測もできない。そのことに逆ギレした経済学者が、市民を難解な数学で煙に巻き、政治家や実業家らと結託して甘い汁を吸う。――経済学を相対化する経済学者自身の応答責任とは?

●自由と創造のためのレッスン
アントニオ・ネグりと現代思想(2)
広瀬 純

現代思想において、「情勢の下で思考する」とは何を指すのか、を考える第2回、前衛知識人/労働者大衆、教師/生徒という垂直分割を批判するランシエールに決定的に欠けている思考とは何か。