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989号の注目記事

●佐高信×辺見庸
追い詰められた情況の中で〈下〉
根生いのファシストに「個」として戦えるか?

暴力の時代がきつつある。にもかかわらず、ジャーナリストも知識人もファシズム(全体主義)に取り込まれてはいないか?ギリギリまで追い詰められた情況の中で、どんな戦いができるのか、抵抗ができるのか。それがいま、一人ひとりに問われている。

●砂川闘争・伊達判決・最高裁判決から55年後の新事実
米大使と密談重ねた最高裁判事は違法だと再審請求へ
長沼 節男

安倍晋三首相は「最高裁砂川判決」が集団的自衛権を否定していないと主張する。しかし、この最高裁判決の背景には政治的圧力があったとして、この夏にも再審が請求される。

◆米公文書入手の布川玲子・元山梨学院大学教授に聞く
集団的自衛権の根拠に使うのはヤブヘビ

●セブン-イレブン“鈴木帝国”の落日 連載第5回
全米の店舗オーナー代表団が緊急来日“日米FC紛争”に発展か!?
渡辺 仁

セブン-イレブンのフランチャイズ(FC)商法が追いつめられている。東京高裁の「セブン本部による見切り販売妨害は違法」との判決に続き、岡山県労働委員会が「加盟店オーナーは労働組合法上の労働者だ」と断定し「独立の事業者」とする契約のウソを暴いたからだ。そして4月28日には米国セブンの全米オーナー代表団が緊急来日。日米挙げて不平等契約の実態を糾弾する動きが加速しようとしている。フランチャイズの本家、米国でなにが起こっているのか。

●映画『ゼウスの法廷』に見る「裁判官という人間」のつくられ方
対談 寺西和史×高橋玄
司会・構成 境分 万純

映画『ゼウスの法廷』が公開中だ。エリートの階段を昇ろうとする若い判事補と、その婚約者が主人公。二人はある事件をきっかけに、裁く側と裁かれる側として法廷で対峙する。
異色の社会派ラブストーリーであり、またふだんは市民から遠い存在である裁判官の「人間」が感じられる映画でもある。監督の高橋玄さんと、現職裁判官で小誌投書欄でもお馴染みの寺西和史さんに、現実の裁判官をめぐる諸問題を語ってもらった。

●「ロヒンギャを救ってください」
群馬県館林市で暮らす少数民族
写真・文 狩新那 生助

ビルマ西部で暮らすイスラム系の少数民族、ロヒンギャ。
60年代に軍事政権がはじまると迫害、悲劇の歴史がくり返されてきた。
助けを求めて命がけで日本へきても、難民認定を受けられず、
ほとんどの大人や子どもまで厳しい生活を強いられている。

◆悲劇をくり返してきた民族の歴史

●主要メディアが報じないイラク最新リポート
泥沼化する宗派対立と人道の危機
高遠 菜穂子

イラク戦争開戦から11年。イラクはすでに内戦化しており、
「解決策」どころか、混乱と泥沼の出口すら見えない。
米政府をバックにした政府軍による市民への無差別攻撃と先鋭化する宗派対立。
そうした中、4月30日には国民議会の選挙が実施される。

◆スンニ派指導者、アブドゥルマリック師に聞く
「シーア派至上主義の憲法改正を」

●樹木希林さんインタビュー
「尊いもの」の中だけでは暮らしていけない

2013年は20年に一度の式年遷宮の年。ドキュメンタリー映画『神宮希林 わたしの神様』で、俳優の樹木希林さんが旅人となり、伊勢神宮を訪ねた。そこで感じたことは――