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935号目次


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935号の注目記事

●イラク開戦一〇年

イラク戦争が始まったのは、今から一〇年前の二〇〇三年三月二〇日だった。
「大量破壊兵器」というウソの口実を使い、数十万人の国民を殺害した米英も、
この戦争を真っ先に支持した日本政府も、責任について今も頬被りしている。
だがこうした問題の検証なくして、二一世紀の平和を展望するのは困難だ。
二週にわたり、この一〇年を問う。

米英の戦争犯罪と
日本など同盟諸国の共犯を問う
リチャード・フォーク Richard Falk・プリンストン大学名誉教授

石油利権めぐり混迷するイラク
「外資のオイル支配を許すな!」
布施 祐仁

●福島の森と海は今 第4回
里が山に飲み込まれる
平田 剛士

放射能汚染による「人が暮らせないエリア」の出現は、人と野生動物の関係を変化させずにおかない。これまで人が森の中に押しとどめてきたイノシシなどが勢力を増し、集落が山野に戻る「野生化」が一気に顕在化するおそれがある。

●2年の歳月を経てもなお、
食品の放射能汚染、まだ油断ならず
垣田達哉

放射能との闘いも2年が経ちました。食品汚染はまだまだまだまだ続くのです。

●新・買ってはいけない
「スクラロース」の危険性、
そろそろ真剣に考えませんか
渡辺雄二

●原発ゼロへ大行動
3・9明治公園 3・10国会周辺抗議行動 3・11東電本店前アクション 
NO NUKES 2013 福島第一原発観光地化計画
 
東日本大震災から2年となる3月9日~11日は全国でさまざまなイベントが行なわれた。東京では9日、約1万5000人(主催者発表)が参加した明治公園での集会とデモ、10日には日比谷公園野外音楽堂での集会とデモ(主催者発表延べ約4万人)、国会周辺での抗議行動、11日は日比谷公園での集会や東京電力前での抗議行動などが実施された。原発再稼働をすすめる安倍政権は「『大丈夫』なんて絶対にありえない」という福島からの避難者の声を聞いているのか。

●「右からの反原発」について考える
廣瀬 純

福島第一原発の事故は、左右の立場を超えた衝撃をもたらし、それぞれに課題をつきつけた。右にとっての課題はまず、ネイション(民族・国民)とステイト(国家)の峻別に基づく、ナショナリズムの再検討ではないか。

●放射能は安全・安心!?
「神話」の復活か福島県の教育現場
平舘 英明

安倍政権は原発ゼロ政策を見直し、原発の再稼働や新増設に踏み切ろうとしている。
そんななか、学校現場ではどんな放射線教育が行なわれているのか。
放射能汚染に苦しむ福島県の教育現場を追った。