1548号
2025年12月05日
▼「きんようメルマガ」11月14日配信号から、新連載「社長のつぶやき」が始まりました。昨年9月末に私が社長に就任してから1年以上が過ぎました。試行錯誤の毎日ですが、日々感じていることや日常の出来事などを、文字通り「つぶやいて」います。『週刊金曜日』には掲載していないオリジナルなものなので、興味のある方はメルマガ会員になっていただけると、ありがたいです。申し込みはhttps://www.mag2.com/m/0001586901まで。
社長になってから、本誌で原稿を書く機会がめっきり減りました。文章を書くのは嫌いじゃないので、こうやって機会を与えてもらえたことを、うれしく思います。
メルマガでも書きましたが、コラムを書くようになって、改めて文章についてあれこれ考えています。いま、テキストにしているのが、元『朝日新聞』東京本社編集局長の外岡秀俊さん(故人)の著書『おとなの作文教室』(朝日文庫)です。「基本編」「応用編」「実践編」に分かれており、いずれもうなずくことばかり。とても勉強になります。「なかなか面白いぞ」と言ってもらえる文章を目指していきます。(文聖姫)
▼今期おもしろドラマナンバーワンは「じゃあ、あんたが作ってみろよ」でしょう。自分は何もやらないくせに、彼女の作る料理にあーだこーだダメ出しする主人公・勝男。別れを切り出され、自分で家事をやるうちに、彼女との関係性や、自分の中にある封建性に気づかされる――というストーリー。硬く言えば、ジェンダーを取り上げたドラマです。勝男の気づきがきれいにまとまりすぎている感はありますが、堅苦しいこと抜きで楽しめます。
もう1作、首都圏では「じゃあ、あんたが作ってみろよ」と同じ時間帯で放送されている「シバのおきて」。時代は平成、舞台は柴犬専門雑誌の編集部。福ちゃんやボム先輩、ひとみちゃんはじめ、毎回柴犬のてんこ盛りがたまりません。しかも昭和~平成と某雑誌編集部に籍を置いていた私には、完全にツボっています。登場する編集長たちのわがままでがんこで理不尽な言動は、今では完全にアウトですが、「いたいた、こういうヤツ」と、懐かしい気分になります。大変なことばかりだったけど、今思えば、雑誌を作るおもしろさを教えてくれたのも、そうした編集長や編集部でした。(渡辺妙子)
▼先日、吉井健太郎さんが弾くバッハの無伴奏チェロ組曲を聴きました。健太郎さんは、ウィーン交響楽団で30年以上首席チェリストを務めました。最初にお会いしたのは、東京・久が原の「クロスクラブ」です。友人から「内輪だけのコンサートがあり、知り合いを何人か連れてきて」と言われ、俳優の山口崇さんらをお誘いしました。そのときの模様は、同行した作家の久田恵さんが連載中の新聞のコラムで紹介したりしました。
思い出深いのが2018年の鎌倉散策。7匹いた猫のうち、最初の猫を亡くして落ち込んでいた私に声をかけてくれ、鎌倉大仏や長谷寺などをめぐりました。健太郎さんの心の温かさに触れ、しばし哀しみを忘れることができました。
今回のチェロコンサートでは、尺八奏者の友人が何やらメモをとっていました。聞くと、チェロに刺激されて曲をつくっていたとのこと。私も、前々からやりたかったのが自作曲(歌)をもう一度披露することです。26 年こそ、山谷初男さんが毎年年末に公演を行なっていたライブハウスのステージに立ちたいと思います。「言葉の広場」の来年1月のテーマは「午年への思い」です。ご投稿をお待ちしています。(秋山晴康)
