ボーダーツーリズムの挑戦

EUの内外には壁がつくられ、米国.メキシコの境にも壁が張り巡らされる。グローバル化が進展した現在にあっても、ボーダーレスの社会は出現しない。なぜか。ボーダーはそもそも再生産されるものだからという。ならばその垣根を低くして通りやすくし、楽しんだり揺り動かそうと、研究者、旅行会社、自治体、そして市民が連携して新しい試みを始めている。

  • 一緒に旅しませんか
    ボーダーの魅力や資源を社会と共有
    岩下明裕
  • 旅行会社からのススメ 国境がもたらす光を集めて
    目に見えない国境線が「物語」になるとき
    伊豆芳人

    始まりは、長崎・対馬と韓国・釜山を1泊2日で旅するツアーの企画書だった。ボーダーツーリズムの先見性を確信し、その後の発展・普及に寄与した筆者が、その魅力を語る。

  • 自治体からのススメ
    〈稚内市〉冷戦時代から日露友好、最先端の地
    三谷将
    〈五島〉夢見るのは韓国との周遊ルート
    久保実
    〈与那国島〉台湾に110メートル近づいた?
    小嶺長典
  • 参加者からのススメ
    サハリンで、日本では取り壊された日帝時代の遺物と遭遇
    富田明美
    中露国境で垣間見た深怨の障壁
    木村 崇
  • 2019参院選 大学生座談会
    分断社会を変えてゆきたい 寺島笑花、小平理央、河合 遼、猪股修平
  • 8月3日NHK総合で放映予定
    「この世界の片隅に」はこんなに奥深い 植松青児
  • 戦争体験を記録した非体験世代
    『沖縄戦を知る事典』の若手筆者たちはなぜ沖縄戦を学ぶのか 黒島美奈子
  • ぶれない・あきらめない・おそれない
    「原爆の図」をもとに紙芝居をつくり日本語で闘い続ける米国出身の詩人

    アーサー・ビナード 永尾俊彦
  • 金子文子と朴烈の行動は大逆予備罪に当たるか
    反逆思想を遺した「死の勝利」 海渡雄一
  • 田んぼの記(5)
    草とり 穂肥え 写真・文/山田しん
  • 発覚から半世紀の「カネミ油症」
    ダイオキシンを食した人たちの苦難は続く 岡田幹治

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