2022参院選

岸田政権のふわっと
した高支持率は
なぜ続くのか

岸田文雄内閣の支持率が高い。朝日新聞社が5月21、22日に実施した全国世論調査(電話)によると、支持率は59%(前回4月調査は55%)で政権発足以来最高を記録した。支持率が上向きに推移して半年を迎えたのは異例だという。ただ、支持する理由は、同社4月調査で「他よりよさそう」が最多で55%だった。つまり、あいまいな"ふわっとした"支持なのだ。このまま行けば、夏の参院選で自民党が圧勝する光景が現実となるかもしれない。岸田政権はなぜ支持率が高いのか。そこに落とし穴はないのか。

  • 学者から見た岸田政権
    東京大学・谷口将紀教授に聞く

    コロナ禍の波をやり過ごし
    「ブレ」も小さなミスにとどめた

    聞き手・まとめ/小川直樹

    支持率が落ちない岸田文雄内閣。世論調査からどういう傾向が読み取れるのか。朝日新聞社と共同の世論調査を定期的に実施し、有権者の分析に詳しい東京大学の谷口将紀教授に聞いた。

  • 自民党異端の本流から見た岸田政権
    自由民主党・村上誠一郎衆院議員に聞く

    前任者がひどすぎた正義と道義が失われつつある
    聞き手/山田厚史

    自民党のベテラン国会議員は岸田文雄首相をどのように見ているのか。「自民党異端の本流」を自認し、安倍晋三、菅義偉両政権を鋭く批判してきた村上誠一郎衆院議員は、昨年の自民党総裁選では岸田氏を推した。インターネットメディア「デモクラシータイムス」との共同企画でインタビューを実施した。

  • 野党から見た岸田政権
    立憲民主党・小川淳也政調会長に聞く

    一見、丁寧で謙虚。
    でも実態は安倍政権の地続きでしかない

    聞き手・まとめ/金本裕司

    「総理・総裁」の調子が悪くなったら、首をすげ替え、「疑似政権交代」で乗り切りを図る自民党。「聞く力」を前面に出す岸田文雄政権の支持率を見ると、その戦略は一定の効果はあるらしい。この自民党の常套手段に、野党第一党・立憲民主党はどう対抗するのか、どんな参院選戦略を描くのか。小川淳也政調会長に聞いた。

  • 泊原発 運転認めない札幌地裁判決の破壊力
    合理的な審理期間を経れば
    原子力規制委とは別に裁判所が判断
    伊田浩之
  • 歴史を生きる女たちの表現 中村富美子
  • 「あんたらに託したで、後はよろしく」
    父を撮り、母を撮り、 日本と朝鮮半島の記憶を掘り起こす ヤン ヨンヒ
  • 矛盾を見つめ、演劇で問いかける
    朝鮮籍には祖父母や両親が生きた歴史が刻まれている キム ヘリョン
  • 長崎市性暴力裁判、市の責任認める判決
    報道活動への侵害を断罪 西村仁美
  • 最高裁裁判官の国民審査権 海外の日本人が投票できないのは「違憲」
    国民審査制度と在外選挙制度を改善するきっかけに 想田和弘
  • 追悼・金芝河 「しばられた手」に込めた私たちの祈りとしての詩
    韓国民主化闘争と環境運動の先駆者だった 佐川亜紀
  • きんようアンテナ
    元日本赤軍最高幹部・重信房子さん出所当日ルポ 粟野仁雄
    リニア問題、市民の質問に国交省は実質ゼロ回答 樫田秀樹
    「あいトリ」負担金訴訟で敗訴の名古屋市が控訴 井澤宏明
  • 不謹慎な旅(48)化女沼レジャーランド
    今を生きる廃墟 写真・文/木村 聡
  • メディアウオッチ
    侮辱罪の重罰化は表現の自由を侵害するおそれも 臺 宏士
  • たとえば世界でいま
    韓国/世代対立の表面化で野党惨敗 北方農夫人
    イスラエル・パレスチナ/取材中の記者を狙い撃ちか 堅田文彦
  • らんきりゅう(6)
    刺激的だけどほっとする町
    高円寺に再開発はいらない
    雨宮処凛
  • 【提携連載企画】 公害『PFOA』18
    PFOAの母子への影響が世界の研究で続々判明 Tansa中川七海

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