放射能汚染に夏休みはない 福島の子どもたちに何が起きているか
■学校ごとでバラバラの対応に振り回される親たち 福島の子どもたちの避難・疎開を 冨田 きよむ文部科学省が「年間二〇ミリシーベルト」を撤回しないため、福島の学校等では、現在も屋外活動が当然のように行なわれている。これから夏休み。屋外部活などで放射線に曝される子どもたちの健康被害が心配だ。■狙いは原発事故との因果関係を否定する布石か 問題だらけの「福島県民健康管理調査」 成澤 宗男かつて、公害病で起きたことが繰り返されようとしている。御用学者を動員し、国や企業の責任を免罪するパターンだ。今後県民の健康に何か起きたら、原発事故との因果関係が認められるのか。■新潟で合同授業をした福島の朝鮮学校「寂しい?」「大丈夫、外で遊べるし」 梁 英 聖放射能汚染の危険は、みな同じなのだが、朝鮮学校の動向はあまり記事にされない。校庭で遊ぶ子どもの被曝限度「二〇ミリシーベルト」が問題となっている時、朝鮮学校では賑やかな合同運動会が実施されていた。■作られる「わが校は大丈夫」のムード 国や県教委がダメなら教師がやるしかない 樫田 秀樹保護者の次に子どもの近くにいる教師たちは、放射能汚染にどのように向き合っているのだろうか。取材を進めると、危険性を指摘しづらい雰囲気が学校全体に漂っていることがわかった。■子どもたちを守れ! 全国の受け入れ先リスト■政府、文科省、県は何してる? 疎開が進まない理由 まさの あつこ深刻で不可逆的な被害が生じる恐れがあれば、科学的な証拠が十分でないことを、対策先延ばしの理由にしてはならないと謳ったのは一九九二年のリオ宣言だった。政府は今、その原則に背を向けている。◆森ゆうこ 参議院議員インタビュー甲状腺被曝の測定巡る対応、情けない
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