民主党連立政権の 増税論

■庶民・小企業 増税 資産家・大企業 減税か! 浦野広明子ども手当などに議論が集中しているが、鳩山内閣は税制を大幅に見直している。二〇〇九年一二月には民主党の税制「改正」大綱が出ており、その実態がみえてきた。これまでの自公政権とどこが違うのか。辛口の検証をし、政府税制調査会の中心メンバーに話を聞いた。まずは税制大綱を読み解き、将来の暮らしの姿を見通す。■急浮上した共通番号制度 平井康嗣■消費税頼みではなく税収調達能力の回復を 政府税調専門家委座長 神野直彦氏に聞く先日、設置の決まった政府税制調査会専門家委員会は、政府税調に中長期の税制枠組みをアドバイスする立場だ。委員会の座長になった神野直彦氏(関西学院大学教授)に政府の税制に対する評価、今後の税制のあり方を聞いた。

  • 水島朝穂早稲田大学教授に聞く 政治主導に軍事思考が入り込んできた 辺野古新基地建設問題に留まらず、民主党の防衛政策が混迷を続けている。次期防衛大綱の策定を先送りにしたまま、何に役立つのか不明な高額兵器だけは予算化した。のみならず、防衛省制服組の政権への影響も前政権以上に高まっている。
  • 佐藤優の歴史人物対談 13向坂逸郎と語る 生命と権利を守るには労働者の闘いが必要一月一九日に会社更生法の適用を申請した日本航空が、グループ全体で約一万五七〇〇人を削減する計画を発表するなど、雇用状況はますます悪化し、失業者があふれている。絶対的貧困はどのようにして克服すればよいのか。戦前から流れに抗して生きた社会主義者、向坂逸郎に聞く。
  • 「緩慢な虐殺」を進めて隠すイスラエルの二つの“封鎖” 土井 敏邦イスラエルによる生活物資の封鎖でパレスチナのガザ住民はいのちを脅かされ続けている。昨年暮れにはエジプトが救援物資の搬入を妨害した。ガザ地域の現状を報道しようとする取材にもイスラエルはプレスカードの発行を拒否しているため、その現状が伝えられなくなっている。
  • 映画『ライブテープ』『イエローキッド』監督対談松江哲明×真利子哲也 カメラで挑む、現実と虚構の境目なぜ映画を作り、届けるのか?現代の「コミュニケーション」をどう捉えているか?新作に挑み続け、日本映画に新しい風を呼び込んでいる二人の若手映画監督が語り合った。
  • 斎藤新社長体制がスタート重大事故が多発する職場で“いのち”を脅かされる郵政労働者 三浦 芳則小泉式「郵政民営化」のシンボル・西川善文社長更迭から斎藤次郎社長体制へ。だが「効率的な経営」を掲げる斎藤新経営陣のもとでいま、交通事故、労働災害などの重大事故が発生し、郵政労働者の “いのち”が脅かされている。
  • 「マコトちゃん」の話題はタブーでした対談 湯浅誠(反貧困ネットワーク事務局長)   佐高信(本誌編集委員) 年末年始も、政府の「貧困・困窮者支援チーム」事務局長としてフル稼働。ここ数年、反貧困運動で東奔西走する湯浅誠さんだが、佐高信本誌編集委員の軽妙な話術に誘われて、リラックスした雰囲気の中、読書歴からカラオケまで、意外な素顔をのぞかせる。
  • 小沢の「罪」とは何か 郷原信郎小沢一郎民主党幹事長のいわば身代わりとして、元秘書の石川知裕議員が国会開会直前に逮捕された。だが現職議員を緊急逮捕するほどの罪状があるか否かは明らかになっていない。石川氏の「罪」とは何か。また、説明責任を果たしているとはいえない小沢氏の本当の「罪」とは何か。

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