憲法特集 加憲はキケン STOP!壊憲

武装しないための
「理論武装」

自民党は2012年発表の改憲草案で、9条の1、2項を変え「国防軍」を規定する大幅な変更を提示していたが、今年5月3日、安倍晋三首相はまったく違う案を表明した。9条に3項を加える形で自衛隊を明記するという「加憲」案だ。一見ソフトな変更で「現状を明記するだけならいい」と賛成多数で実現してしまうかもしれない。そうなれば、私たちの生活は一変する。この危険な改憲案にどう対抗できるか、考えていきたい。軍事国家への道を歩まないために。

  • 改憲勢力の内紛で「自公維発議」に赤信号
    「安倍一強」の終わりの始まり?
    山下幸
  • すべての運動は「国民投票勝利」に向かう
    日本会議の改憲戦略と安倍政権
    成澤宗男

    安倍晋三首相はこの5月、「2020年新憲法施行宣言」を発表した。以降、日本会議等の改憲勢力は、着々と「宣言」に沿って運動を進めている。彼らはすでに、国民投票の実施とその「勝利」も視野に入れ始めているのだ。

  • 日本会議 あの手この手の改憲運動
    浸透する草の根改憲運動
    成澤宗男
  • 「変えるか変えないか」の二項対立論から抜け出すために
    安倍“壊憲政治”に抗う
    対談 池内さおり×山尾志桜里

    権力を縛るための憲法という立憲主義を理解せず、人権抑圧の政策を進める安倍“壊憲”政治。この政権と安倍改憲論にどう立ち向かうか。野党の若手議員として活躍する2人が語り合った。

  • 安倍流9条加憲は「憲法条文内クーデター」
    明記しても自衛隊の違憲性は問われ続ける
    水島朝穂

    安倍晋三首相が5月3日に表明した、自衛隊の存在を9条3項に明記する「9条加憲」案。「自衛隊記入だけなら現状を明記するだけだから」と警戒解除してはいないか。実は、その「現状」こそが危険なのである。

  • 24条から自衛隊明記・緊急事態条項を斬る!
    改憲勢力が「家族」条項を狙う理由
    清末愛砂

    個人を尊重し軍事主義を否定する24条は9条とともに憲法の非暴力・平和主義を支える条文である。ゆえに改憲のターゲットにされつづけてきた。24条の視点から、自衛隊明記と緊急事態条項新設の危険性を読み解く。

  • 戦争をゆるさない、女性のレッドアクションとやま
    “保守王国”富山から「24条変えさせない」声を
    あげる

    小林和子

    “草の根保守”が強い富山県。自民党が多数を占める県議会では改憲促進の決議がなされ、個人の生き方に介入する政策が次々と打ち出されている。「ちょっと待った!」と女性たちがストップをかけた。

  • 追及!国際医療福祉大学の誘致疑惑(3)
    一私学への厚遇のため注ぎ込まれる税金 片岡伸行
  • 北村直人日本獣医師連盟委員長
    「加計理事長は首相の関与を否定せず」
  • 君和田正夫・前テレビ朝日会長インタビュー
    退任時に役員に残した言葉とは 聞き手/北村 肇
  • 新外交イニシアティブ(ND)の米シンポに好感触 半田 滋
  • 日中戦争80年から考える
  • いまこそ「アジア太平洋戦争」という視座の確立を 纐纈 厚
  • 政治との間合いをはかる日中の若手世代 野中大樹
  • 日中米3カ国の経済的国力はここまで変わった! 矢吹 晋
  • 国東・宇佐「六郷満山峰入り行」
    1300年の法灯を継ぐ荒行 写真・文 高見 剛
  • パレスチナ・ガザ
    電力危機で喘ぐ住民たち 土井敏邦
  • 韓国の保守地域・大邱で性的少数者のパレード開催 文・植田祐介 写真・島崎ろでぃー
  • 大阪市営バスの「接触事故」報道に疑問 塚本 敦
  • 「香害」最前線
    発生が続くシックハウス症候群 岡田幹治
  • 連載 水に流せない水の話(5)
    ビストロ下水道 吉村和就

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