創刊20周年特別企画 「俗流哲学者」久野収は何を語ったか

一一月で創刊二〇周年となる本誌。初代編集委員の久野収さんが、生きて二一世紀を迎えられたなら、はたして何を語っただろうか。民主主義の危機が語られ、閉塞感に覆われた現在だからこそ、つねにリベラル、かつ市民目線で語った自称「俗流哲学者」の“言葉”を蘇らせてみたい。

●きみ、もっと驚きたまえよ市民哲学者、“ボーダレス”の時代に呼びかける村上 義雄◆『週刊金曜日』の原点、“伝説”の『土曜日』とは?●その多彩は交友関係●久野収語録●オッサンと私久野 芳子●「か!」が付かない知識人対談 佐高信×中山千夏革自連や教科書づくりで久野さんと交流があった中山千夏さんと、弟子の一人である佐高信本誌編集委員が人間、久野収の魅力に迫った。

  • 名古屋の風俗王との底なし癒着“二〇〇〇万円で情報売買”愛知県警の犯罪性 成田 俊一愛知県警と山口組弘道会の癒着疑惑は、本誌でもたびたび報じてきた。このたび名古屋地裁で、「二〇〇〇万円で(刑事を)買っていた」(証人)という驚くべき証言が出た。愛知県警の実態をさらに踏み込んで報告する。
  • 安倍と自民党は日本に戦争をもたらす「対米従属ナショナリスト」の無知と時代錯誤 ハーバート・ビックス安倍晋三首相の右翼体質は、米国でも危険視されている。一方で改憲を目指す首相は、日本を対中国包囲網の拠点として強化したい米国の要求に応えているのも事実だ。ピューリッツァー賞を受賞した現代史の米専門家が、警鐘を鳴らす。
  • 新・わたしと憲法シリーズ葛藤の末「脱原発」の声を上げた俳優山本太郎 今の憲法のせいで命や生活に影響のある人っているんですか?
  • アレクセイ・ヤブロコフ博士に聞くチェルノブイリで起きたことは福島でも起きる あたかも「3・11」など忘れたかのように、安倍内閣は原発輸出や再稼働を強行する構えだ。だがチェルノブイリ原発事故の経験は、福島を取り巻く状況が今もなお絶望的に困難である現実を教えている。◆国連人権委員会勧告が政府の被曝対策を批判本誌編集部
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  • 「介護保障を考える弁護士と障害者の会全国ネット」必要な人に必要なだけ公的介護サービスを 吉田 敬三常時介護が必要な場合も、行政は家族の介護をあてにして公的介助の支給をしぶる。そこで当事者と共に交渉を進めようと、弁護士が全国的な活動を始めた。
  • 佐藤優の飛耳長目85 橋下大阪市長の沖縄認識は浅薄で下地氏の影響がある

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