【新シリーズ】

どうする日本政治
多党化時代を問う

日本政治は、今年7月の参院選の結果、単独では政権を担えない政党が乱立する「多党化の時代」を本格的に迎えた。選挙制度も一因だが、有権者の政治的ニーズがさまざまに分散化したためだ。10月10日には、公明党の斉藤鉄夫代表が26年間続いた自民党との連立政権から離脱する方針を表明し、政局はさらに流動化する。10月21日に新首相が決まったが、短期政権になる恐れもある。多党化時代の 日本政治はどうあるべきなのか。それは日本社会にどのような影響を及ぼすのか。 私たちはどう行動すべきなのか。「多事争論」で考える新シリーズを始める。「異論反論」を投書欄などにぜひお寄せいただきたい。読者とともによりよい道を考えてゆきたい。

  • 生きながらえてきた55年体制の終焉
    根本争点が「格差」から「存続可能性」へと移動 
    白井聡
  • 国家規模の集団化と独裁的な政治家が犯す大きな過ち
    ジョン・レノンを口ずさみながら祈る
    森達也
  • 袴田巖さん冤罪めぐり、国や静岡県に損害賠償請求訴訟す
    捜査機関と裁判所の“冤罪責任”を追及  粟野仁雄
  • 札幌市が自衛隊に個人情報を無断提供 隊員募集に利用
    プライバシー権侵害の恐れ  名簿提供巡り各地で訴訟も  大瀧哲彰
  • 【提携連載企画】 弾圧・関生支部事件12
    関生支部顧問、坂田冬樹さん

    それでも仲間をつなぎとめた日々  Tansa渡辺 周、中川七海
  • 「花岡暴動」から80年
    受難者からの問いに 日本はどう応えるのか 写真・文/下地 毅
  • “日の丸ヤミ金”奨学金(29)
    親が勝手に借り、子に取り立て(4)  三宅勝久
  • 金曜ジャーナリズム塾 [第7期 第1講]
    主語をできるだけ小さくして記事を書くように心がける  平野雄吾(共同通信記者)
  • きんようアンテナ
    ベネズエラ極右活動家のノーベル平和賞受賞をめぐり非難の声  伊高浩昭
    再審法改正へ向け超党派議員連盟が総会、臨時国会でどう動く  佐藤和雄
    『放送レポート』が資金不足等で継続困難に、10月限りで休刊  岩崎貞明
    韓国の国民的詩人・尹東柱の記念碑を立教大学に建立で除幕式  文 聖姫
  • 「働く」からいまを見つめる(42)
    「初の女性首相」騒ぎと雇用平等阻む新手法  竹信三恵子
  • 青木理の温泉という悦楽(39)九州の「刺さる」湯宿
    紛う方なき「全室離れ、温泉つき」
    しかし格安。「最高じゃないか!」
     
  • 【連載】これからどうする?
    世界を編集する  田中優子
  • メディアウオッチ
    原稿に社会問題を記述するとカットされ
    政治的発言をすると企画が通らなくなる

    メディアの「政治タブー」構造  田幸和歌子
  • くらしの泉
    【PFAS】家庭用浄水器の思わぬ落とし穴

    長く使うとPFASは除去できなくなる!  植田武智
  • きんようぶんか
    【本】
    『列島哲学史』

    『「要するに」って言わないで』武田砂鉄
    『「カチューシャ」とウクライナ戦争』田沢竜次
    【音楽】
    『福居良トリオ・アット・ザ・スローボート2004』
    後藤 誠
    【TVドキュメンタリー】ワタナベ=アキラ

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