安倍腐敗政権の終焉と
新政権でも続く悪夢

7年8カ月に及んだ安倍晋三政権は民主主義を破壊しけた。森友・加計学園問題や桜を見る会に象徴される「私物化」、その不正を隠すために塗り重ねる嘘の数々。さらに収入の格差や社会の分断が進んだ。「政策の継続性」から菅義偉官房長官が後継首相に選ばれたら事態はさらに悪化する。安倍首相の負の遺産を確認し、社会の健全性を取り戻すために必要なことを考える。

  • 取材報告8・28辞任会見
    「政権私物化」批判に声張り上げた安倍首相
    畠山理仁

    きわめて高いハードルを突破して辞任会見に参加した畠山理仁さんが現場の空気感を報告する。

  • 永田町の論理で進むポスト安倍を巡る動き
    最有力の菅氏、総裁選へ足場作り
    望月衣塑子

    安倍晋三首相の辞任表明を受け、ポスト安倍を巡る動きが活発化している。民意の反映がカギとなるはずだが、現状は永田町の論理で進みつつある。『東京新聞』の望月衣塑子記者が斬り込む

  • 後継争いの焦点は刑事訴追を受ける恐れの爆弾
    「安倍的なるもの」との民衆の戦いは続く
    白井聡
  • 民意を踏みにじる自民党総裁に期待なし
    「誇りと尊厳」守る沖縄県民の不屈の闘い
    平良暁志
  • 編集委員はどうみるか
    名指しした「敵」の袋叩きを黙認・
    正当化しつづけた政権

    雨宮処凛
    「実現しないこと」によって成功したのが安倍政権
    中島岳志
  • 米国メディアはどう報じたか
    去りゆくスネ夫、ジャイアンは悲しんだか
    先川信一郎
  • 中国メディアはどう報じたか
    冷え込んだ日中関係めぐるホンネと建前が表出
    矢吹晋
  • 韓国メディアはどう報じたか
    対韓強硬路線の安倍辞任後に期待
    植村隆

安倍首相 辞任表明会見の全容

安倍晋三首相が8月28日、記者会見をし、健康問題を理由に首相を辞任することを明らかにした。森友、加計学園問題、桜を見る会問題などをめぐる記者からの質問に対し、「政権を私物化したつもりは全くないし、私物化もしていない」と居直った。メディアとのやり取りの1時間は、安倍氏が批判に対して真正面から向き合わず、説明責任を最後までないがしろにする姿勢を改めて印象づけた。日本の民主主義の土台を破壊した「アベ政治」の最後の負のレガシー(遺産)として、記者会見のすべてをそのまま再現する。 (植村隆・編集主幹)

  • 日本の民間信仰
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