呪われた東京五輪
商業主義に毒され、腐敗しきった近代五輪。中でも2020年東京五輪の"汚れっぷり"は、他大会と比しても群を抜くのではないか。競技場問題など相次ぐ不祥事。招致をめぐる贈賄疑惑。もはや「呪われた」とでもいうべき醜態の根源は、頂点に居座る文教族のドンと、周辺で利権に群がる輩たちだ。
- 都知事選の争点は“森利権”を一掃できるか否かだ
- IOCへの裏金疑惑と暗躍して消えた謎の“電通社員”
2020年東京五輪の招致をめぐり、日本の招致委員会が国際陸上競技連盟(IAAF)関係者の会社に2億円余の「裏金=賄賂」を渡したとして、フランス検察当局が捜査中と報じられている問題。英紙『ガーディアン』によれば、そこには電通も関与していた。この件を取材していたライターは、ある不思議な話に出会ったという。
- 田中英壽JOC副会長周辺に浮かぶコワモテな面々
「The Yakuza Olympics」――。米国の老舗ニュースサイト『デーリー・ビースト』は2015年、こんなタイトルの記事を掲載した。20年の東京オリンピックにまつわる人々に焦点をあてて、東京五輪を「ヤクザ五輪」と表現したのだ。
- 銀メダリストとJOC理事がトライアスロンで不可解経営
東京五輪の正式種目でもあるトライアスロン。マラソン、自転車、水泳と大規模な町ぐるみのスポーツで、30万人以上の競技人口も年々増えている。しかしこれを支えてきた日本トライアスロン連合の裏側は、怪しすぎるのだった。
- 膨らむ開催コスト 都民負担はいったいいくら?!
舛添前知事に負担迫った自民党都議舛添要一前東京都知事は政治資金の私的流用疑惑で辞職したが、オリンピック・パラリンピック経費の都の負担増大に関しても責任は重い。経費はまだ増大している。
- 戦争国家の次はギャンブル国家か?
カジノ解禁めざす安倍政権武器を売る「戦争国家」になるだけではなく、次は、生活破綻や自殺、横領事件などが増えるおそれのある「ギャンブル国家」をめざすのか。東京五輪に合わせて「カジノ解禁」を目論んでいた安倍政権だが、法で禁じられている賭博場解禁への批判は高まっている。
- 羽田空港増便による都心低空飛行に「非常識」の声
東京タワーやスカイツリーよりも低く飛ぶ東京スカイツリー(高さ634メートル)や東京タワー(同333メートル)より低く……。東京五輪開催に向けて羽田空港の国際線増便計画が進められているが、航空機が頻繁に低空で都心に飛来することから、東京都内各地から「安全より経済優先。あまりに非常識だ」との声が上がっている。
- 編集委員が参院選結果を読み解く これからの日本、そして世界は……
- 深まるトランプと右派・ネオコンの対立
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