政治とカネと大学改革

「人文系不要論」は
愚民化か

「改革」の名の下に、大学が危機に晒されている。下村博文文科相は入学・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱を「要請」、さらには人文社会系など役に立たないものは排除を、と通知を出す始末。一方で「役に立つ」理工系は、国からのカネを獲得できる軍事研究に邁進する。これらの状況は、戦争法案を強行する政権の動きと通底するものだ。まずは「学問の自由を考える会」の二人が、「知」を否定し、愚民化へと突っ走る政策を熱血批判する。

  • 対談 寺脇研×広田昭幸
    新自由主義イデオロギーを教育に持ち込むな

    大学はカネ儲けのためにあるのではない!

  • 学びとはメタ視線で捉える想像力の培養だ
    二本木かおり
  • 「軍学共同」はここまで進んでいる!
    安倍政権の軍事化路線と、大学のジレンマ
    中村富美子
  • 池内了さんに聞く
    軍学共同とどう闘うか
  • 「すぐに役立つ人間は、すぐに役立たなくなる」
    伊藤氏貴
  • 吉見俊哉・東京大学教授インタビュー

    大学は国に奉仕しているわけではない。「人類的な価値」に奉仕しているんです。

さて、どうなった安倍談話?

  • これは後世に残すべき「負の遺産」だ
    欺瞞に満ちた安倍首相の「戦後70年談話」 田中利幸
  • 唯一の「海外基地」と集団的自衛権
    自衛隊はジブチで何をしようとしているのか 成澤宗男
  • "右派" 育鵬社「教科書」採択相次ぐ 星 徹
  • 「支持率下げ止め」に沖縄を使った安倍政権 本誌取材班
  • 飛耳長目 110
    見解違いすぎる沖縄と政府 佐藤 優
  • 清算されていない日本の朝鮮支配(下)
    風化する「慰安所」と被害の記憶 伊藤孝司
  • それぞれのベトナム戦争40年 村山康文
  • 連載 自由と創造のためのレッスン 38
    主権から勇気へ 今日の権力 2 廣瀬 純

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