戦後70年特集
冷え込む日韓
●朝鮮半島との歴史的和解のために日本がやるべきこと
『コリア・レポート』辺真一
今年は日本と韓国の「国交正常化50年」だが、両国の関係はきわめて不正常だ。1965年締結の日韓基本条約で棚上げにされた竹島(韓国名:独島)の領土問題はもとより、「日帝36年」といわれる植民地時代の清算や「慰安婦」問題など、"抜けないトゲ"が刺さったまま。朝鮮半島との歴史的和解のために今やるべきこととは――。
- 韓国は「反日」どころじゃない
創刊111年の韓国日刊紙『ソウル新聞』。2012年8月に李明博大統領(当時)が独島(日本名:竹島)を訪問して以降、日韓関係が悪化の一途をたどる中、東京支局は13年11月に日本語の月刊紙『TeSORO』を創刊した。特派員として三度目の東京駐在となる黄性淇氏に、話を聞いた。
- 草の根で続く“好韓”の動きに期待
韓国市民が数万人規模でソウル市庁周辺を囲み、米国産牛肉の輸入再開に反対する「ろうそくデモ」をした2008年。それを期に、政府に厳しい立場を取る独立系新聞として日刊紙『京郷新聞』は読者数を爆発的に伸ばした。同紙で20年以上日本にかかわりを持ってきた尹煕一氏に話を聞いた。
- 対談 今田真人×西野瑠美子
「慰安婦」強制の事実に蓋をするな
「吉田証言」は本当に「虚偽」なのか「慰安婦」狩りをめぐる故・吉田清治氏の証言記事「取り消し」によって、日本軍「慰安婦」の強制性そのものが否定されたかのような言説がまかり通っている。その吉田氏にインタビューした元『赤旗』記者・今田真人さんと、「慰安婦」をめぐる多くの著書がある西野瑠美子さんが「歴史的事実に蓋をするな」と異論を放つ。
- 「慰安婦狩り」を現地はどう受け止めたのか
知られざる済州島地元紙の「吉田証言」報道の中身
『朝日新聞』は昨年、韓国南部・済州島で「慰安婦狩り」をしたという「吉田証言」を「虚偽」として関連記事を取り消したが、「慰安婦」問題焦点化前の現地新聞はどう報じていたのか。知られざる済州島の地元紙の「吉田証言」報道に迫る。
- 歴史学関係16団体「声明」の重み
「慰安婦」強制連行は明らか
- 元「慰安婦」のハルモニらが安倍首相に訴え
「彼は歴史を否定する病」
安保マフィアと外務省
- イメージは大日本帝国下の諜報機関!?
IS人質事件“検証”の茶番と「日本版CIA」構想の戦慄 - 外交評論家 天木直人インタビュー
"ワシントンの威を借りて事を為す"外務省体質 - 対談 高柳芳夫 × 佐高 信
人質事件で何も対応できなかった外務省の悲哀 - 有罪被告のDNAが被害者検出のものと違った!
鹿児島県警が証拠を改ざんか - [6・23]慰霊の日 沖縄映画監督インタビュー
『沖縄・うりずんの雨』
『戦場ぬ止み』 - 浮躁中国 82テレサ・テン没後20年
今なお聴かれ続ける歌声 - 櫂未知子の金曜俳句